パワーポイント(PowerPoint)の使い方/画像・図形・サウンド・動画

重なった図形の下側を素早く選択するには(2007)(3ページ目)

複数の図形を組み合わせた時に、下側の図形を選択できなくなったことはありませんか?PowerPoint2007の「オブジェクトの選択と表示」機能を使うと、図形の一覧から目的の図形を素早く選択できます。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド


操作の邪魔になる図形を隠す

「オブジェクトの選択と表示」機能を使うと、操作の邪魔になる図形を一時的に隠しておくこともできます。

たとえば、角丸四角形の操作に集中したいので、上に重なっているワードアートが邪魔になるというときは、「オブジェクトの選択と表示」作業ウィンドウの図形の一覧から「正方形/長方形」の右側の目の絵の部分をクリックします。
隠したい図形の目の絵柄をクリックしよう

隠したい図形の目の絵柄をクリックしよう

すると、スライド上のワードアートが非表示になります。
ワードアートが非表示になり、目の絵柄がオフになった

ワードアートが非表示になり、目の絵柄がオフになった

操作が終わったら、再度「正方形/長方形」の右側の目の絵の部分をクリックすると、ワードアートを表示できます。
目の絵柄をクリックするたびに、表示と非表示を交互に切り替えられる

目の絵柄をクリックするたびに、表示と非表示を交互に切り替えられる

地図のように図形が複雑にいくつも重なっているときに、使わない図形を隠しておくとスムーズに操作できます。

あるいは、デザインを試すときにも重宝します。
2つの楕円がないデザインを確認したいときに、図形の一覧から「円/楕円」の目の部分をそれぞれクリックして隠してしまえばいいのです。
楕円の図形を2つも非表示にした。非表示にするオブジェクトは複数選択できる

楕円の図形を2つも非表示にした。非表示にするオブジェクトは複数選択できる

一度描いた図形を「Delete」キーで削除してしまうと、必要なときに描き直さなければなりませんが、「オブジェクトの選択と表示」機能を使うと、楕円がないデザイン、楕円が1つだけのデザインなどをその場で試して確認できます。

今回は、図形の一覧だけが表示されましたが、スライドに表やグラフ、プレースホルダーがあるときは、これらも一覧に表示されます。名前を見ただけではわからないときは、実際にクリックして目的の図形を正確に選択しましょう。

なお、「オブジェクトの選択と表示」機能は、PowerPoint2007/2010の機能です。
2003以前のバージョンでは、前述した通り、「Tab」キーを押すと、選択中の図形が順番に切り替わります。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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