相談でトラブルを予防する
事前の相談でトラブルも予防できる
トラブルの予防線を張るという点でも相談は有効です。ギブアンドテイクという言葉があります。人間関係を円滑にするためにも、人に貢献するのは重要ですよね。
ところが、職場で女性が男性に何かをしてあげる場合、その内容によってはメンツをつぶされたような複雑な気持ちになる人もいるそうです。せっかくの親切が逆に作用してしまうのは残念なこと。この予防には、ボロウアンドギブというテクニックがお勧めです。
まずは相手にどうでもいいような相談をしておいて、貢献はお礼という形でするようにします。力を借りたお礼という形をとれば、相手も悪いようには取りにくいもの。男性並みに働く女性や仕事のデキる若い男性に覚えておいてほしいテクニックです。
新しい提案をする場合や、何かを決める時にも、事前の相談はトラブルの予防線になります。仕事を円滑に運ぶためにも相談は効果的なのです。
相談の注意と作法
メリットいっぱいの相談ですが、注意点もあります。当たり前ですが、話す内容には十分気をつけてください。いきなりディープな話、重い話をするのもNGですし、
自分の評判を落とすような話をしてはいけません。
人間関係を強化するなどの効能を期待するなら「時間の使い方がヘタ」「落ち込んだときの切り替え方を教えてほしい」といった無難なネタが良いでしょう。
相談しっ放しの方もいらっしゃいますが、オトナのお作法として、相談にのってもらったら結果の報告をするようにしましょう。アドバイスを貰った場合、なるべくアドバイスを取り入れた行動をするのが理想です。アドバイスと違う行動をする場合には、気づきをもらった感謝を述べるなどのフォローをします。フォローがないと
逆に心象を悪くしてしまうこともあります。
客観的な意見をもらえたり、知恵や体験をシェアしてもらえる相談。せっかくならいい人間関係も築けるよう、お作法を踏まえてやってみてください。
■参考記事 デキル人に見られる「報告・連絡・相談」