北京/北京の観光・世界遺産

八達嶺長城/北京(2ページ目)

最も早く一般公開され、観光地として知名度ナンバーワンの長城といえば八達嶺。遙か彼方まで延びゆく長城が見渡せ、「最も美しい長城」と称す人も少なくありません。ここでは八達嶺観光のお役立ち情報をまるごとお届けします。北京観光を予定されているみなさん、必見ページです!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

八達嶺長城への交通手段「車をチャーターして自由自在に」

八達嶺

車チャーターでガイド付きが一番安心。ただし渋滞に巻き込まれる可能性大

北京ビギナーにとって一番手軽なのが車を1日チャーターする、という方法でしょう。行き帰りの時間は自由に設定できますし、明十三陵と組み合わせるなど色々なセッティングが可能となります。また、旅行社を通じて手配すれば日本語可能なガイドを頼むこともできます。車のチャーターはホテルに頼んだり、日本語可能な旅行社グランドスラム北京トレンド北京散歩の利用がおすすめです。料金は八達嶺+明十三陵で700元から。

北京版はとバス「北京旅游集散中心」を利用して八達嶺長城へ

北京旅游集散中心

北京旅游集散中心切符売り場(本物)。同じ名前の偽者があるので注意!

各旅行社それぞれ八達嶺長城へのツアーは組んでいますが、手軽でおすすめなのが北京版はとバスの北京旅游集散中心。当日申し込みでも参加できるのが魅力です。参加方法 は、天安門広場南端対面の箭門南側にある北京旅游集散中心に行って、チケット販売時間内にチケットを購入すればOK。人数が揃い次第、バスが出発。出発時間内に、バスが次々と出発していくシステムになっています。

 

<北京旅游集散中心のおすすめコース>
■世界遺産A線(八達嶺、定陵)
チケット販売:6:30~10:30
出発時間:6:30~10:30
※人数が揃いやすい8:00前後に行くのがベスト
参加費:160元(交通費、目的地入場料、昼食込み)
TEL:8353-1111

 

八達嶺長城の観光のポイント

八達嶺

紅葉に染まる八達嶺。季節ごとに違った美しさを見せてくれる

八達嶺

北からの侵入を防ぐため北側の城壁が南側よりも高くなっている

八達嶺長城は北京中心部から北西に約70キロ離れたところに位置します。1955年、最も早く一般公開された長城で、保存状態がよく、観光設備の開発が進んでいます。長城は南北2つのルートに分かれます。南に延びる長城は坂がきついので男坂と呼ばれ往復約1時間半。北側の緩やかなほうは女坂と呼ばれ往復約40分。ただし、オンシーズンで込み合っていると倍以上の時間がかかることも……。

男坂は最大斜度約60度!?とかなり大変ですが景観がよく、足腰に自信がある人はぜひチャレンジしてみてください。男坂、女坂共にロープウェイ(片道40元、往復60元)、女坂にはスライダー(片道30元、往復60元)が用意されています。

 

八達嶺長城の観光の注意点

八達嶺ロープウェイ

景色を楽しみたいならスライダーよりもロープウェイがベター

八達嶺スライダー

スライダーもロープウェイもかなりの待ち時間は覚悟して!

かなりの距離を歩くことになるので楽な服装と歩きやすい靴は必須ですし、長時間屋外にいることになるので日焼け止め対策を忘れずに。長城内のトイレは有料でトイレットペーパーがない場合が多いので、紙は必ず携帯し、できれば入場する前にトイレは済ませておきましょう。長城内の売店は飲料水もお土産も値段が高く設定されているので利用は避けてください。

八達嶺長城の周辺には万里の長城の全容が紹介される中国長城博物館や、日本の建築デザイナー・隈研吾、坂茂、古谷誠章らが参画したデザインヴィラのコミューン・バイ・グレート・ウォール、絶滅寸前のホワイトタイガーのいる北京八達嶺野生動物世界、など見所がたくさんあります。時間のある方は併せてお楽しみください!

<DATA>
■八達嶺長城 1987年、世界遺産に登録
住所:延慶県八達嶺
TEL:010-6912-2222
入場&料金:4~10月 6:30~19:00 45元、11~3月 7:00~18:00 40元
※入場は日没まで、日没後の入場は不可。ただし4~10月の20:00~21:30は入場可、北四楼がライトアップされる(夜間入場料50元)
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