音に包み込まれるような感覚が味わえる
まず、テレビの音声を聴いてみました。テレビの電源を入れると、何気ないコマーシャルが流れてきましたが、声の厚み、低音の豊かさにビックリ。「テレビの音ってこんなに良かったんだ!」と実感できました。もちろん、ニュースや歌番組などでも声やヴォーカルが聴き取り易く、サラウンドモード利用すると、5.1chのサラウンド放送はもちろん、多くのステレオ放送番組でも、広がりのある音が楽しめました。特に、声を明瞭にする「クリアボイス」の効果は適切で、声色は自然なままにニュースのナレーションや歌声が聴き取り易くなり、いつもONにしておきたい機能に思いました。
次に、いよいよ本題の、ブルーレイ映画を試聴。ブルーレイ作品の多くは、CDを超える音質で、5.1chや7.1chのサラウンドサウンドで収録されているため、オーディオ機器の実力が分かり易いのです。結果、YHT-S401が搭載するヤマハ独自のバーチャルサラウンド機能「エアサラウンド エクストリーム」により、驚くべき広がり感が得られました。
ちなみにサラウンドモードは、Movie、Musicなど6種類から選択できますが、Movieは映画館の雰囲気、Musicはエコーが長めでライブハウスのような響きが楽しめます。実はこれらの効果もノウハウの塊で、YHT-S401にも、ヤマハ伝統のハイエンドオーディオに通じる良さが感じられました。
また、今回の新モデルで搭載されたのが、バーチャルサラウンドヘッドホン機能。深夜でも、ヘッドホンなら大迫力でサラウンド音声が楽しめます。普通のステレオ再生に比べ、音が広がるので、耳の側で鳴っている感が少なく、2時間程度の映画鑑賞も快適です。市販のステレオヘッドホンをそのまま利用できますが、音質もサラウンド感も上々なので、高品位なヘッドホンの利用をおすすめします。
>iPhoneやiPodも高音質で楽しむことができます。