スタンド照明を置いて、天井照明を消す
IKEAで購入したスタンド。部屋の入り口に置いておけば、帰宅後にまずこのスタンドをつけられます。急に煌々と明るい部屋に入るより、薄暗いぐらいの方が気持ちは落ち着きます
天井への間接照明と、読書用の手元照明の二つを別々に使い分けられるすぐれ物。IKEAで2980円と格安でした。食事が済んだら、天井照明を消して、こんな間接照明で団らんタイムを。新聞や雑誌を読みたい人は、ソファに移動してその都度照明をつけます。
人の気持ちは、色温度が低いもの(オレンジ色に近いもの)のほうが落ち着くとされています。間接照明はオレンジ色の電球色に近い電球型蛍光灯を。手元照明には明るくて白い昼色のLED電球を取り付け、用途に応じた照度と色温度を確保しています。
食卓のペンダントはテーブルに近く
食卓の上には、光がテーブルに集まる形状のペンダントライトを低めに設置。明るさを無駄にしないためのちょっとした工夫です
このとき、テーブルに白っぽいテーブルクロスをかけるのもコツ。レフ板効果で明るさが増します。食事のときは、部屋全体の照度を落とし、テーブルの回りだけが明るくなる演出をすることで、家族が一つの場所に集まっている安心感が得られます。食事がおいしく、きれいにみえることを優先しながら、家族が一ヶ所に集まり会話も弾む照明インテリアの工夫をしてみましょう。
ホリゾンタルライトでホームシアター気分
ガイドの一押し、ホリゾンタルライト。液晶テレビにぴったりの、団らん照明です。こうした補助照明を活用することで、天井照明をつけずに暮らすくせができると、暮らしがなんだか落ち着いてくるから不思議です
かといって、十分に明るくて大きい現代の液晶テレビをつけながら、部屋全体を煌々と明るく照らす必要がない場合も、実は多いもの。写真のように、液晶テレビの後ろに設置するホリゾンタルライトを活用してみましょう。
ガイド宅では、IKEAで購入したLEDの棒状のライトを、液晶テレビの後ろに設置。スイッチをテレビの前に出して、必要に応じてオンオフができるようにしました。食事と片付けが済んだら、天井照明は消して、このホリゾンタルライトをつけてテレビやDVDを楽しみます。活字を読みたい人は、前段で紹介したスタンドのあるソファで、手元照明をつければ、十分明るさは確保できます。
いかがですか? 天井照明に頼らない、「明るさダイエット」。単なる節電とは違い、用途に応じて一番適切な明かりの量と色を確保すして使い分けることで、照明はひとつのインテリアとなっていきます。いつまでも煌々と明るい部屋では、いつまでも家事のやり残しが気になります。気持ちも体も落ち着かないまま、夜の時間をあわただしく過ごすよりも、明かりを落として、落ち着いた気分で家族の団らんを楽しむ。
明かりダイエット。やってみると、思った以上に暮らしが激変しますよ。同時に、おもしろいほどに電気代も減っていきます。オススメです。