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「明るさダイエット」で夜時間が慌ただしくなくなる!(2ページ目)

照明の節電というと、すぐ頭に浮かぶのは「LED電球への交換」。でもちょっと待って。消費電力を減らすのではなく、「明るさを減らす」発想でお部屋の照明を考えてみると、目からウロコの落ち着いておしゃれなインテリアが実現します。「明るさダイエット」でおしゃれにエネルギーを減らす。落ち着いた照明に変えると、暮らしにあわただしさが消え、家族の会話も増えていきますよ。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

スタンド照明を置いて、天井照明を消す

スタンド

IKEAで購入したスタンド。部屋の入り口に置いておけば、帰宅後にまずこのスタンドをつけられます。急に煌々と明るい部屋に入るより、薄暗いぐらいの方が気持ちは落ち着きます


 
最初のステップは、天井照明を消してみる練習から。写真はガイド宅で試験的に置いてみた、スタンド照明です。

天井への間接照明と、読書用の手元照明の二つを別々に使い分けられるすぐれ物。IKEAで2980円と格安でした。食事が済んだら、天井照明を消して、こんな間接照明で団らんタイムを。新聞や雑誌を読みたい人は、ソファに移動してその都度照明をつけます。

人の気持ちは、色温度が低いもの(オレンジ色に近いもの)のほうが落ち着くとされています。間接照明はオレンジ色の電球色に近い電球型蛍光灯を。手元照明には明るくて白い昼色のLED電球を取り付け、用途に応じた照度と色温度を確保しています。 

 

 

食卓のペンダントはテーブルに近く

ペンダントライト

食卓の上には、光がテーブルに集まる形状のペンダントライトを低めに設置。明るさを無駄にしないためのちょっとした工夫です

もうひとつ、少ない電力で明るさを確保するための、とてもシンプルな方法がこれ。食卓のペンダントを、いつもより低めの場所に設置することで、少ない消費電力で明るさを確保します。例えば、これまで80Wの電球が必要だった場所でも、高さを低くすることで60Wでも十分な明るさが確保できます。

このとき、テーブルに白っぽいテーブルクロスをかけるのもコツ。レフ板効果で明るさが増します。食事のときは、部屋全体の照度を落とし、テーブルの回りだけが明るくなる演出をすることで、家族が一つの場所に集まっている安心感が得られます。食事がおいしく、きれいにみえることを優先しながら、家族が一ヶ所に集まり会話も弾む照明インテリアの工夫をしてみましょう。

 

 

ホリゾンタルライトでホームシアター気分

ホリゾンタルライト

ガイドの一押し、ホリゾンタルライト。液晶テレビにぴったりの、団らん照明です。こうした補助照明を活用することで、天井照明をつけずに暮らすくせができると、暮らしがなんだか落ち着いてくるから不思議です

もうひとつオススメしたいのが、団らん時にテレビを見るときの照明。テレビは暗いところで見ると、画面と周囲のコントラストが際だってしまい、目が疲れてしまいます。

かといって、十分に明るくて大きい現代の液晶テレビをつけながら、部屋全体を煌々と明るく照らす必要がない場合も、実は多いもの。写真のように、液晶テレビの後ろに設置するホリゾンタルライトを活用してみましょう。

ガイド宅では、IKEAで購入したLEDの棒状のライトを、液晶テレビの後ろに設置。スイッチをテレビの前に出して、必要に応じてオンオフができるようにしました。食事と片付けが済んだら、天井照明は消して、このホリゾンタルライトをつけてテレビやDVDを楽しみます。活字を読みたい人は、前段で紹介したスタンドのあるソファで、手元照明をつければ、十分明るさは確保できます。

いかがですか? 天井照明に頼らない、「明るさダイエット」。単なる節電とは違い、用途に応じて一番適切な明かりの量と色を確保すして使い分けることで、照明はひとつのインテリアとなっていきます。いつまでも煌々と明るい部屋では、いつまでも家事のやり残しが気になります。気持ちも体も落ち着かないまま、夜の時間をあわただしく過ごすよりも、明かりを落として、落ち着いた気分で家族の団らんを楽しむ。

明かりダイエット。やってみると、思った以上に暮らしが激変しますよ。同時に、おもしろいほどに電気代も減っていきます。オススメです。


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