パリにあるショーメミュージアムには今でも多くのアーカイブが残されていますが、この「ジョゼフィーヌ」は歴史的なヘッドジュエリーをテーマに、ティアラやエグレット、王冠やバンドーをリングデザインに象ったコレクション。ナポレオンの妻であったジョゼフィーヌ皇妃に贈られたティアラを発想の源として誕生しました。
コレクションの中には、歴史上ことに有名な、ナポレオンの戴冠式のために製作された王冠をモチーフとしたクラウンリングや、帝政時代への回顧としてドレスの襟飾り(シェリュスク)のデザインを取り入れたネックレスなどもあります。いずれも優雅で、気品高いデザインを特徴としています。
「ジョゼフィーヌ」リング、ピンクゴールド×ダイヤモンド、81万9000円
写真のティアラリングはマリッジとエンゲージ、まるで2本のリングを重ねづけしているかのようなデザイン。現代の需要をさりげなく取り入れている点には、ショーメならではのコンテンポラリーなセンスが感じられます。
ショーメのジュエリーはそのほとんどに愛のメッセージが込められていますが、このコレクションに込められた象徴は“パワー・オブ・ラブ”。ティアラというスペシャルなジュエリーをテーマとしたリングは、運命を左右するような神々しい愛の形もどこか想起させます。歴代のプリンセスが身に着けたティアラデザインは、指に纏う持ち主の身も心も気高く彩ってくれることに違いありません。
■問い合わせ
ショーメ TEL:03-3613-3188
http://www.chaumet.com/