ガーデニング・園芸/ガーデニングのテクニック

ペットと共生する庭(3ページ目)

ペットが花壇を掘り返す、草を喰んでしまう……など、ペットとガーデニングの狭間で悩むガーデナーも多いようです。今回は、ペットと共生する庭について考えてみましょう。

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

「鉢を倒してしまう」への対処は

ネコ

ハーブが苦手?そうでもないのよ

まずは、ペットがよく通る場所を観察してみましょう。鉢は、できるだけその通り道を避けて置くようにします。でも、そこは気まぐれなペット、いつもと違う道を通ることもあります。倒れないように自重のある鉢を使う、小ぶりな鉢はホルダーを使うなど固定しておくといった対策も講じておきたいですね。届かない高さに、ハンギングにして楽しむという手もあります。

なお、何度注意しても同じ植物を荒らしてしまうという場合は、もしかしたらその子の好きな香りをしているのかもしれません。よく「猫はまたたびが大好き」とか「柑橘系の香りが嫌い」などと言われますが、猫にも個性があってキャットニップを素通りして、違う植物にご執心なこともあります。何度植えかえても襲撃を受ける場合は、違う植物に入れ替えましょう。

「爪を研ぐ」への対処は

猫の爪研ぎ

だって、カリカリしたいんだもの

家の柱では爪とぎをしないよう躾けたつもりだったけど、気がついたら庭木でガリガリしていた……ということもあるようです。猫の爪とぎは「掘る」と同じく習性ですから、なかなかやめさせることはできないものです。

爪とぎの跡を発見したら、応急処置として木の幹に麻縄やシュロ縄をグルグル巻きつけておきます。その状態でも同じ木で爪とぎをするなら、時々縄を交換してやり、木へのダメージを防ぎます。もし、幹巻きの縄を嫌がって違う木で爪とぎを始めた場合は、その子の好みの素材でできた「爪とぎボード」を木に取りつけてみましょう。爪とぎ用のグッズは、ペットショップでいろいろな種類が売られています。数種類試してみて、その子の好みを探ってください。

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