辛いスパイスには食欲増進効果も!
韓国料理に中華料理など、スパイシーだったり辛いものを食べると、汗もかくし体温が上がったような気がするもの。暑い夏にも寒い冬にも、美味しい辛さは欠かせませんよね!
辛味を感じる唐辛子などの料理に良く使われる香辛料は辛味や香りを楽しむものをスパイスと呼ばれるものと、香りを主に賞味するものをハーブと呼ばれるものの2種類があります。これらの香辛料には臭いを消す作用や食欲増進作用、防腐作用、殺菌作用や着色効果などがあるともいわれています。中でもダイエットをしている人にとっては、辛いもののダイエット効果が、気になるところ。
辛味成分の正体
まずは早速、辛味のあるスパイスなどの成分から見て行きましょう。
■カレースパイス
カレー粉の主成分であるフェヌグリーク(コロハ、マメ科の植物)は苦味成分であるプロトジオスシンを含むサポニン類
■からし
芳香や辛味成分は、黒からしでは配糖体のシニグリンから生じたアリルイソチオシアネートで、白からしではシナルビン配糖体から生じたオキシベンジルイソチオシアネート
■コショウ
芳香成分はα-ピネン等のテルペン類で、辛味成分はピペリンやチャビシン
■さんしょう
芳香成分はフェルランドレン糖のテルペン類で、辛味成分はサンショールという不飽和アミド化合物
■しょうが
芳香成分はシトラール、ジンギベレン等のテルペン類で、辛味はジンゲロンやショウガオール
■とうがらし
辛味成分はカプサイシン
■ にんにく
主成分はアリルジスルファイトなどの硫化アリル類
参考:国立健康・栄養研究所資料
次ページでは「スパイスの持つダイエット効果」について、説明します。