世界が憧れるリゾートタウン、タオルミーナ
シチリア島東岸、ゲートウェイシティであるカターニャとメッシーナの間にある風光明美なリゾート地・タオルミーナ。町は海岸沿いからせりあがる切り立った山の中腹にあり、見下ろせば、限りなく青く透明な地中海! 噴煙を上げるエトナ山も望めシチリア随一の絶景を楽しむことができます。かの有名な映画「グラン・ブルー」のロケ地としても広く知られ、シチリア島の町々の中で、おそらく日本人に最も知られている町。世界的にもよく知られたリゾート地でもあるタオルミーナの町は、他のシチリアの町よりも整備されており、そこはかとなく漂う香りは安全そう……(と言っても気を抜かないようにご注意くださいね)。明るい陽光に照らされたメインストリートを行きかう人々には、現地のイタリア人よりも外国人が多いかもしれません。
タオルミーナの楽しみ方
タウロ山の中腹に位置するタオルミーナ。町自体はとても小さく、町の入り口であるメッシーナ門から続くメインストリートのウンベルト通りは、反対側のカターニャ門まで、約800メートルの長さしかありません。カフェやリストランテ、お土産屋さんなどが建ち並ぶウンベルト通りを中心に町を散策しても3時間程度あればだいたい歩けてしまう規模。しかしながら、タオルミーナ観光の醍醐味は、町をくまなく観光することではなく、やはりそこに流れる時間を楽しむこと。旅のスケジュールでは、世界に誇る絶景を存分に眺めながら、ゆったりと流れるシチリアらしい時間を楽しむ時間も考慮するのがポイントです。