これが正しい洗い方
泡立てが苦手な人は、泡立てネットなどを使用するのも◎。100円ショップなどで手に入ります。
たしかに、ゴシゴシと顔をこすると気持ちがよいのですが、老化の原因になるのは困りもの。これを回避するには手のひらで洗うのではなく、指の腹で洗います。特に人差し指 は力が入りやすいので、中指と薬指の2本だけで洗うようにすると余計な力が入りません。
まずはTゾーンから
脂っぽさが気になる人は、Tゾーンから洗います。ベタつきがひどい人は泡を1分ほど顔に乗せて泡パックをしてもOKです。
最初に皮脂の分泌が活発な、おでこ~鼻にかけて洗います。この部分をTゾーンと呼びます。生え際や小鼻の周囲は皮脂とともに汗や汚れが溜まりやすいので、指の腹を使って、特にていねいに洗います。ザラザラが気になるようであれば、週に一度、スクラブを使用するのもいいでしょう。
乾燥しやすいUゾーンへ
洗い残しがないように顔全体に泡をのばします。余計な力が入らないように、指の腹を使って洗いましょう。
次に乾燥しやすく、またシェービングなどで刺激を受けている頬やあごなどを優しく洗います。この部分をUゾーンといいます。皮脂も少なく、乾燥しやすいので、Tゾーンのように皮脂をしっかり落とすというよりは、表面の汚れを取り除くようにすれば十分です。
基本的に洗顔は朝と夜の2回でOKです。皮脂を過剰に取りすぎてしまうと、かえって分泌を招くことも。ベタつきが気になるからといって、洗い過ぎてしまい、よりベタつく男性は多いのです。
タオルドライまで気を抜かない
タオルで拭く時も、こするのは厳禁。手の刺激よりも線維の刺激の方がよほど強いのです。
きちんと洗えたら次はすすぎです。このときのお湯の温度は注意して。体温と同じくらいのぬるま湯が適温です。熱すぎると皮脂を過剰に奪い、冷たすぎて毛穴が閉じて汚れがうまく取れないのでは本末転倒です。また、 石けんの成分が肌に残ると、刺激になり、肌荒れの原因に。
さらに顔を洗い終わりのタオルドライでも、こすってはいけません。ポンポンと軽く叩くように、水気を拭き取りましょう。強くこすると、 たるみを助長する原因に。洗顔は毎日行うからこそ、その積み重ねによって顔が徐々に変化します。清潔にしていると思っていた行為で、老化を促進しないように気をつけましょう。