太陽光発電搭載賃貸で業界トップの供給
エコ賃貸分野で突出した実績を挙げているのが積水ハウス。同社は2009年3月より環境配慮型住宅の総称として「グリーンファースト」として位置づけ、戸建てでもグリーンファースト版を供給していますが、賃貸の「シャーメゾン」シリーズでも「シャーメゾン グリーンファースト」を展開。断熱性や耐震性などの基本性能を高めた構造に、太陽光発電システムや家庭用燃料電池、IHクッキングヒーターやエコキュートを備えたオール電化仕様を搭載しています。各地で積極的にアパート現場見学会を行っている
同社に限らず、今や大手ハウスメーカーの賃貸戦略の共通項は「太陽光発電システム+オール電化」が二大ポイント。火を使わないIHクッキングヒーターは火事や事故リスクが減ってオーナーの安心を高めるほか、太陽光発電で発電することにより、地球に貢献しながら入居者や共用部に発電電力をまかなうことができ、余剰電力は売電することもあって、オーナーの維持負担を減らすことができ、周辺物件との差別化・競争力も高めることができるからです。
賃貸に特化した実例見学会は初
ガイドが見学した上用賀会場では、こんなカワイイ看板が出迎えてくれた
そこでガイドも近くのシャーメゾンフェスタ会場に取材訪問。東京都世田谷区上用賀会場に行ってきました。東急田園都市線「用賀駅」から徒歩11分。周辺は瀟洒な低層マンションが立ち並び、その一角に「シャーメゾンガーデン会場」が。
重厚感ある外壁とダークブラウンとナチュラルに色分けされたモダンな外観デザインは、周辺の高級低層マンションと変わらない風情です。一昔前の低層アパートをイメージしながら会場を探していたガイドは通り過ぎてしまったほど。「低層賃貸ももはやココまで来たのか」と固定概念が一度に覆りました。
周囲の低層マンションと変わらない高級イメージの外観
全15室のうち1室をモデルルームとして開放しており、ガイドも部屋の中を見学させてもらいました。室内インテリアはもちろんのこと、室内の窓から見るとわかる外壁「シェルテックコンクリート」の厚み。印象を一言で言えば、「まるで高級分譲マンション」です。
ただ、同社に限らず各社だって凌ぎを削っている高級賃貸分野。インテリアや設備・エコ性能は今やさほど大差はないはず。しかし、なぜ同社の賃貸がオーナー層に選ばれるのか、現場の若手営業マンにその疑問をぶつけてみると……。