スペイン/アンダルシア地方

コルドバ/スペイン(2ページ目)

南スペイン周遊で外せない街の1つ、コルドバ。756年にイスラム教徒による後ウマイヤ朝の首都となった、今もなおイスラム文化の香りが漂う魅力的な街です。こじんまりとした街ですが、訪れるべき名所がたくさん。ここではそんなコルドバの魅力をお届けします。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

13世紀の貴族の館、ビアナ宮殿

ヴィアナ宮殿

パティオだけでなく、18~19世紀の貴族宅が再現された建物内部も見物

セビリアでも少し触れましたが、アンダルシア地方の伝統的な家屋の特徴は、白壁で内部にパティオと呼ばれる中庭があるもの。バルコニーやパティオを色鮮やかな花でかわいらしく飾った家々も見どころです。ヴィアナ宮殿は12ものパティオがある13世紀の貴族の邸宅。6500平方メートルもの豪邸の内部もじっくり見たいところ。

<DATA>
■Palacio de Viana (ビアナ宮殿)
住所:Plaza de Don Gome 2
TEL:(34) 95 749 6741
開館時間:10:00~19:00 10:00~15:00(土、日)9:00~15:00(7、8月火~日)
閉館日:月曜
入館料:6ユーロ
アクセス:メスキータから徒歩約20分

まるで迷路!? ユダヤ人街

ユダヤ人街

スペインにはほとんど残っていないシナゴーグ(ユダヤ人の教会)もある

花々で飾られた白壁の家が連なる迷路のような小道がある地区が、8世紀にできたユダヤ人街。メインの花の小道は撮影スポットとして人気が高いです。

<DATA>
■La Judería (ユダヤ人街)
アクセス:メスキータから徒歩2分

要塞から宮殿へ……アルカサル

アルカサル

内部の塔から見られる街の景色も楽しみたい

グラナダの見所としてもお馴染みのアルカサルは、イスラム王が建てた要塞城後に、アルフォンソIIによって1328年に宮殿として改修されました。イスラム文化ならではの水をふんだんに使った庭造りが残るアルカサルもコルドバの必見ポイント。夏場はイルミネーションの演出もあり、夜のガイドツアーが楽しめます。

<DATA>
■Alcázar de los reyes cristianos (アルカサル)
住所:C/Caballerizas Reales s/n
TEL:(34) 95 742 0151
開館時間:8:30~19:30、9:30~16:30(土曜)9:30~14:30(日、祝)
閉館日:月曜
入館料:4ユーロ(水曜無料)
アクセス:メスキータから徒歩約10分

7月1日~8月15日、約1時間半の夜の無料ガイドツアーあり。22:00~、22:30~(金・土曜のみ23:00~も)。市のオフィシャルサイトから要予約

コルドバへの行き方

マドリードから国鉄Renfeの特急AVEで1時間40分。片道約70ユーロ。長距離バスSocibusなら片道約16ユーロと節約できますが、約5時間かかります。Socibusでセビリアやグラナダなど他のアンダルシア地方の都市を繋いで周遊するのもおすすめ。
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