スペインといえば……闘牛!」というイメージは誰でも持っていますよね。闘牛とは、牛と人間どちらかが死ぬまで闘うというスペインの熱い伝統文化です。「闘牛がスペイン文化の1つとして定着した訳」では、画家ゴヤや文豪ヘミングウェイも闘牛を愛していた歴史や文化の背景をご案内しました。
「殺された牛はどうなるの?」と疑問を抱く方も多いことでしょう。今回は闘牛のその後についてお話します。

闘牛場で殺された牛はすぐに解体場へ

闘牛
壮絶な闘いの後、闘牛はどこへ……
まず、闘牛は殺された後、ロープで2頭の馬たちによってゲートの外へ運ばれます。もしマタドール(闘牛士)を殺したとしても、闘牛は場外へ連れていかれて殺されてしまうのです。通常、闘牛場には解体場が併設されていて、運ばれた牛たちは、ここですぐに解体されます。そして、翌朝の市場に並ぶか、闘牛場近くのレストランでその日の夜から食事として出されます。夏場の闘牛は午後7時から始まるので、闘牛が終了する時刻はちょうど夕食の時間にあたります。

「残酷だ……」とため息をつかれた方もいらっしゃるでしょう。実際、日本でお肉屋さんやスーパーで並んでいる牛肉も、生きている食肉用の牛が殺されて、私たちの目の前に並んでいるだけですよ。確かに、目の前で見ることに残忍さを感じるかもしれませんが、日本では通常見られない現実を目の当たりにすることで、食の大切さを改めて実感させられます。
「その闘牛の肉はどこで食べられるんだろう?」と興味を持たれた方……行ってみたくなりましたよね?

次のページでは実際に闘牛の肉が味わえるお店をご紹介します。