現代中国のシンボルとして注目される京滬高速鉄道
中国建国以来投資額最大、路線距離最長の高速鉄道
京滬高速鉄道の基本データ
車両ごとにトイレ、熱水器が設置。乗務員も笑顔で親切に対応してくれる
- 名称:京滬高速鉄道(通称:京滬高鉄)
- 路線総延長:1318キロ
- 総投資額:2209.4億元(約2兆7千万円)
- 最高時速:300キロ(列車番号頭文字G)、250キロ(列車番号頭文字D)
- 所要時間:最短4時間48分(時速300キロ)、最短7時間56分(時速200キロ)
- 停車駅(北京南駅-上海虹橋駅路線):北京南駅-廊坊駅-天津南駅-滄州西駅-徳州東駅-済南西駅-泰安駅-曲阜東駅-滕州東駅-棗庄駅-徐州東駅-宿州東駅-【虫豊】埠南駅-定遠駅-【さんずい+除】州駅-南京南駅-鎮江南駅-丹陽北駅-常州北駅-無錫東駅-蘇州北駅-昆山南駅-上海虹橋駅
- 始発&最終列車:始発は北京、上海共に7時、最終は北京、上海共に18時前
- 運賃:頭文字G(時速300キロ)商務座(ビジネスクラス)1750元、一等座935元、二等座555元。頭文字D(時速250キロ)一等座650元、二等座410元
- 所有時間:約2時間
- 始発&最終便:7時代~22時前後
- 運賃:エコノミーのディスカウントチケットで400元代~
京滬高速鉄道の魅力1
「車内での5時間を有効活用」
Gから始まるのが時速300キロの京滬高速鉄道
高速鉄道乗車時の駅での待ち時間は飛行機よりもずっと短い
また、食堂車やカートを利用した車内販売があり、ドリンクや軽食、お土産品などを自由に購入することが可能。ただし全面禁煙となっていて停車時間も短いので、喫煙者にとってはかなりキツイ5時間かもしれません。
京滬高速鉄道の魅力2
「飛行機よりも時間が確実」
空の旅の難点はフライト前後の手続きが煩雑なこと
ガイドの経験からいって中国の国内線は遅延、欠航はよくあること、稀なケースではありますがフライト時間の前倒し!?なんていうことさえあるのです。出発・到着時間の確実性という面では高速鉄道に期待したいところです。
京滬高速鉄道の魅力3
「未来型総合ターミナルへの発着」
駅到着前後の移動が手軽にできる高速鉄道の旅
上海虹橋駅は更に便利で、飛行機、鉄道、リニア、地下鉄(2号線、10号線)、バス、タクシーという各種交通機関が相互連結。総建築面積150万平メートルの世界最大の未来型交通総合ターミナルです。降り立った瞬間、国際都市上海の勢いを実感できるでしょう。
次のページは京滬高速鉄道のデメリット、切符の購入方法についてです。