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スマートなアウディA6を100万円台で(2ページ目)

おいしい中古車とは、何も価格だけ比較して選んでいるのではありません。その車の持つ魅力に対して、価格が安いなと思った時にも、おいしいと思うのは、私だけではないはずです。今回はそういう意味でおいしい一台、アウディA6です。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

高級セダンの性能と装備、そしてトレンドを100万円台から

アウディA6  インパネ

MMIはBMWのiDriveのようなものです。これが全車で標準装備です。そこで操作できるエアコンは左右独立式で温度&日射センサー付き。ステアリングのデザインにもシングルフレームが模されています

4.2Lクワトロモデルの最高出力は335ps、最大トルクは420Nmと破壊力十分。250km/hでリミッターが作動するまで、アウトバーンをバビューンっと疾走します(日本の公道じゃ捕まります)。3.2Lモデルは最高出力255ps/最大トルク330Nm、これも250km/hでリミッターが作動。2.4LのFFモデルは最高出力177ps/最大トルク230Nm、残念ながら(?)こちらの最高速度についてはメーカーからのアナウンスはありませんが、フラットなトルク特性が持ち味です。ともかくEクラスや5シリーズと対等に渡り合う高級セダンですから、動力性能に不満など出ることはないでしょう。

乗り心地はアウディらしくややスポーティなもの。特に高速道路での気持ち良さは絶品です。また静粛性も高く、重厚な乗り味と相まって、自分が高級車のハンドルを握っている感覚が高まります。さらにドライバー側に向いたコックピットの装備類を眺めれば「そうだ、やっぱり高級車だよ」という気持ちが増すはずです。エアコンやオーディオ、ナビや車情報を液晶ディスプレイに表示するMMI(マルチメディアインターフェイス)、BOSEサラウンドシステム、CD&MDチェンジャー、運転席&助手席パワーシート等々が標準で備わります。

アウディA6  ボディ透視図

山道が多く、雨や雪も降る日本で安心して走るには、やはり4WD車だと思います。長年クワトロを突きつめてきたアウディだけに、そうした安全面ではもちろん、「速く走るために4輪で路面をつかむ」という面でもぬかりはありません

2005年8月にはエアサス仕様(4.2Lモデルに標準、3.2Lにオプション)を導入し、2007年8月には2.8Lクワトロモデルを追加。さらに2009年1月にはマイナーチェンジによって2.8Lと3.0L(いずれもクワトロ)モデルのラインナップとなったほか、クワトロの前後トルク配分を前40:後60と後ろ寄りにするなど乗り心地にも手が加えられました。しかし100万~200万円台で狙えるのはほとんどがマイナーチェンジ前のモデルとなります。ちなみに間もなく新型が日本に導入される予定。つまり「現行」を中古車で買うは今のうちです。

例えば原稿執筆時点で、199.9万円で2004年式の3.2Lクワトロ(5.1万km/修復歴なし)なんて中古車を見つけました。新車時価格は700万円でしたから、500万円も値落ちしています。確かに旧型Eクラスや5シリーズより高いですが、アウトレットへ出掛けてポロシャツを選ぶ時、値段でばかり比較せず、やはりトレンドってやつを考えますよね。人気のアウディですし、A6の姿は、40歳を過ぎても杉本彩さんが美人なように、美しさや気品が衰えていません。杉本彩と250km/hでバビューン、って妙な妄想ですけど、でもそういうことですよ、気分的には。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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