住宅設計・間取り/収納プラン

収納で失敗しない!施主が伝えた7つのこと(2ページ目)

収納スペースがどんなにたっぷりあっても、生活スタイルに合わなければ結果として無駄な費用がかかるだけ。住み手でなければ分からないことを伝えるにはどうする?

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


3.ちょい置きスペース

ダイニング収納

細かいことまで盛り込んでもらいましょう

来客が多い井浦家のもう一つのこだわりが、小上がりのリビングです。ダイニングテーブルの椅子がわりに、そしてゴロリと横になるスペースとして、ちゃぶ台のようなテーブルを置けば、車座でくつろげるスペースとして活用できます。

さらに、小上がりの高さ40センチを活かして、新聞紙やクッションなどを収納できる、ちょい置きスペースを2箇所に設置。使いなれたボックス2個がちょうど収まっています。また、座った時の足元に隠れて死角になるので、気がねなく読みかけの雑誌などが収納できる嬉しいスペースです。


4.押入れの応用

押入れ収納

常識にとらわれずに注文しましょう

押入れというのは、布団をしまう以外の収納としては使いにくいものです。ところが井浦家では、その押入れを衣類の収納にも使えるように、寝室とフリースペースの間を仕切る位置に設けています。そして2方向から使えるように、両サイドをオープンに。さらに、ハンガーパイプ2本を平行に取り付ければ、どちらのサイドからも使えるというわけです。

収納内部に設ける中段と天袋の高さも、使い勝手を考えたうえで注文。収納用品のサイズに合わせて中段の位置を決め、天袋は手の届くギリギリの位置にしています。当初から扉をつけるつもりはなく、床から天井まで全て見渡せるオープンな収納にして、しまい忘れを予防するのが特徴です。

収納さえあればという発想ではなく、使い方から生まれた収納を見てみましょう。
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