部下とのコミュニケーションに失敗したエピソード
部下の性格をしっかり把握すること
本来、とても優秀な部下なのだが、日頃から気負いが目立つところがあり、今回も初めてのプロジェクトリーダーを任されたことで本人は肩に力が入っていたことはわかっていた。最初だからこそ、絶対に成功しなければならいというプレッシャーを本人に与えてしまったのかもしれない。
私の反省と学びとしては、一気にすべてを任せるのではなく、もっと部下と細かいコミュニケーションをとりながら、まずは側面からサポートをして、一緒にプロジェクトを成功させるアプローチをとるべきだった。どんなに優秀な部下であったとしても、はじめての仕事を任せるときは、自分がもっと積極的な役割を果たし、いつも以上に細やかなコミュニケーションをとるべきであることを学んだ。
失敗エピソードはアピールの大きなチャンス
失敗談こそチャンスあり
成功事例を話す時も考え方は同じです。大切なことは成功した原因を分析すること。そこから何を学んだか、その後そのことをどう活かしたか。さらに新しいエピソードを交えながら、中間管理職としてのコミュニケーション能力の高さをアピールすることは効果的です。
転職市場における35歳前後のビジネスパーソンは、他の世代よりも転職に苦労します。しかしここで取り上げたように、具体的にコミュニケーション能力をアピールできれば、うまく厳しい競争を勝ち抜くことができると思います。しっかりと事前に話すべきエピソードを厳選して面接に臨むようにしましょう。