小規模ながらコンスタントな新築供給、
賃貸、中古では古い物件も多数
駅近くのマンション建設現場。近くには建築予定地という看板もあった
街中のあちこちで新築マンション建設を見かけたのは前述の通り。駅のすぐ近くに始まり、徒歩圏で今後、複数棟のマンションが供給されるはずです。規模は30~50戸が中心で、間取りは単身からカップルを想定した1LDK~2LDKがメインになります。価格は5000万円台後半~は見ておきたいところで、立地の良さからいいお値段になります。
築40年オーバーから築1年、2年まで、この街の建物の築年数には幅がある
中古マンションでも2LDKが多く、専有面積は70平米以下が大半。築浅から30、40年といった物件まであり、価格は物件次第。大江戸線の隣駅中野坂上(東京メトロ丸の内線も利用可)、中央線の隣駅大久保との間で、東中野駅からはやや距離のある物件も多いので、多少お手頃に買うつもりならそうした物件が狙い目かもしれません。
古い家に混じり、元々は1軒だっただろう区画を分割した新しめの一戸建ても多く見かけた
建売新築一戸建ては建物面積100平米前後で5000~6000万円が目安。3階建ての3LDKが目につきます。駅周辺はもちろん、それ以外でも古いアパートが残っている場所ですから、今後、そうした土地が一戸建て用地になる可能性も高く、数は多くないものの、コンスタントな供給が続くはずです。
駅の東側、中央線からも見える場所に建つタワーマンション。低層にはスーパー、飲食店が入り、賃貸部分も。もちろん、賃料は押して知るべし
賃貸では古い木造アパートで2~3万円の物件もあるものの、相場としてみるとワンルームマンションで8万円台後半からと全体には高め。同じワンルームでも10数万円のいわゆるデザイナーズもありますから、選択肢は豊富です。2DK、2LDKなどカップル向きの間取りは13万円前後から20万円くらいまでが中心ですが、高価格の物件も。こちらも予算次第です。
線路沿いの桜山通り。JRの土手には桜、菜の花が植えられ、地元の人たちが大切に守ってきた。通りに沿っては飲食店が並ぶ
足回りに加えて、スーパー、商店街、飲食店と暮らしに必要な施設が揃う東中野。街全体の気取らない雰囲気、夜遅い店の存在なども含め、シングル、忙しいカップルにはお勧めです。