南仏プロヴァンスの中心都市、アヴィニョン
パリからTGVで約2時間半ほどで行けるアヴィニョンは、プロヴァンス地方の北の中心都市。都会でありながらも、南仏特有ののんびりとした空気が流れ、歴史もある観光向きの町です。14世紀、一時的に移された法王庁宮殿とその周辺の旧市街、これらを見渡せるロシェ・デ・ドン公園と童謡の中に出てくるサン・ベネゼ橋が主な見どころとなっています。
法王庁宮殿
アヴィニョン最大の見どころである法王庁宮殿は、1309年より68年間、フランス国王と法王との間の権力闘争の末、一時的にローマから移されました。その規模と遺産は一見の価値あり。ローマのバチカンと比較してみるのも面白いかも。<DATA>
■Palais des Papes
住所:Palais des Papes 84000 Avignon
TEL:04 32 74 32 74
開場時間:9:00~18:00(3/1~14)、~19:00(3/15~6/30・9/16~11/1)、~20:00(7/1~31・9/1~15)、~21:00(8/1~31)、9:30~17:45(11/2~2/28)、10:30~17:45(12/25~1/1)
入場料:宮殿のみ8.5ユーロ/サン・ベネゼ橋との共通券11ユーロ(11/16~2/28)、宮殿のみ10.5ユーロ/サン・ベネゼ橋との共通券15ユーロ(3/1~11/15)
※日本語オーディオガイド付き
サン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)
有名な童謡「アヴィニョン橋の上で」に出てくる橋で、中央にはサン・ニコラと呼ばれる礼拝堂があったり、向こう岸までかからない途中までの珍しい構造が特徴。太陽がローヌ川に落ちていく夕暮れ時が最も美しい時間帯です。<DATA>
■Pont St-Benezet
住所:Pont st-Benezet 84000 Avignon
TEL:04 32 74 32 74
会場時間:法王庁宮殿と同じ
入場料:サン・ベネゼ橋のみ4ユーロ/宮殿との共通券11ユーロ(11/16~2/28)、サン・ベネゼ橋のみ5.5ユーロ/宮殿との共通券15ユーロ(3/1~11/15)
※日本語オーディオガイド付き
旧市街&ロシェ・デ・ドン公園
法王庁宮殿周辺に広がる古い街並みの旧市街は、一帯が世界遺産となっています。そしてサン・ベネゼ橋から旧市街、法王庁宮殿を全て見下ろせるのが、宮殿と橋の間に位置するロシェ・デ・ドン公園。オレンジ色の屋根にベージュ色の建物が続き、その上に青空が広がる景色はまさに南仏といった感じです。アヴィニョンのお土産&グルメ
何よりも、フランスで最も親しまれているワインといっていいコット・ド・ローヌが名産です。ラベンダーやオリーブオイルといったプロヴァンスならではの名産品は、中心都市らしく種類も豊富に揃っています。
イベント~演劇フェスティバル
7月に行われるアヴィニョンの演劇祭は、年中通して最大のイベント。街中で大小の舞台が設置され、演劇や出し物などのパフォーマンスが自由に見られ、賑やかなお祭り騒ぎになります。世界中から人が集まるので、この時期の宿泊予約はお早めに。アヴィニョンのおすすめホテル
法王庁宮殿の目の前に構える老舗ホテル、ラ・ミランドはアヴィニョンで一番有名なホテルで、結婚式の披露宴会場としても利用されています。紹介記事はこちら>>>ラ・ミランド/アヴィニョンのホテル
アヴィニョンへの行き方
パリ・リヨン駅からTGVで約2時間半。停車駅はアヴィニョン・サントル駅とTGVアヴィニョンとあります。サントル駅から中心地までは徒歩10分程度。TGV駅とサントル駅を結ぶシャトルバスは15~20分おき、所要時間約10分。【参考サイト】