伝統的郷土料理を現代感覚で

フロマージュ・ド・テット・ド・コションはかりっと焼き上げられることにより風味と食感が味覚に加えられる。ビネガーを効かせたソースに合わせるのはロワールのシュール・リー。とりとめもない組合せだが、マリアージュというのは何もガストロノミーとグランヴァンとの組合せばかりではないところがフランス料理の奥深さを表現する。
コテディアン

個人的にも大好きなフロマージュ・ド・テット

鶏の白レバーは好みが分かれるが、パテは丁寧に時間をかけて仕込んだ秀逸なもの。懐かしくなって選んだエスカルゴは特に印象に残るものではなったが、ソーシソンは写真の通り、香りが飛んできそうな勢いそのままにがぶりと一気に噛み付いていく。ピュレも上品な味わいが印象に残る。
コテディアン

自家製ソーセージ

さて、メインディッシュへ移ろう。

この季節にカスレというのは?という疑問なんてどうでもいい。この季節にカスレが食べられるなんて幸せではないか。主役はあくまで鴨のコンフィ。ごちゃごちゃといろいろ入っているごった煮カスレではなく、白いんげん豆と鴨の贓物だけで作られたシンプルなもの。脂分の濃さをそれほど感じなかったためかあっさりと平らげ、デザートへと食は進んでいく。いいね、こういうシンプルなカスレ。
コテディアン

カスレはフランス南西部の郷土料理だ

ひと言でいうと洗練されたビストロ料理で塩加減や脂濃さも程良い程度にまとめ上げ、絶対にストライクゾーンを外さない見事なコントロールがシェフの持ち味と見た。調理プロセスには非常に厳しい姿勢が皿の上の料理に見事に表現されている。
コテディアン

キリッと冷えた辛口の白ワインを

ソムリエの方の助言も面白く、選んだ料理に合わせるワイン選びはきっと楽しいことだろう。

飲んで食べて5000円は超えるが、1万円でお釣りがくるガストロノミック・ビストロとして十分読者の方にオススメできるビストロ コティディアン。
デザート

デザートもシンプルだが、味わいは実に深い

伝統的なフランス郷土料理をどう発展させていくのか、そういった視点でも見てみたいビストロである。

ビストロ コティディアン(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-9-2タモン麻布2F
東京メトロ南北線「麻布十番」駅より徒歩3分
地図
電話番号:03-6435-3241
営業時間
ランチ  12:00-13:30(L.O.) 
プリフィクスコース 1800円(前菜・メイン・デザート・カフェ)
■ディナー 18:00-21:30(L.O.)
ディナーコース 3800円 4800円 5800円
サービス料はないが、別途パン代を含むテーブルチャージが500円付く
全席禁煙
小学生未満不可
月と第3火曜定休

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