ご両親が小学生の頃は、勉強は自分の部屋でするものと決まっていたと思います。最近では、雑誌などで「リビングでの勉強」を推奨していることもあり、「子どもの勉強場所は、リビングと子供部屋のどちらがいいのか?」と悩んでおられる保護者は多いのではないでしょうか。

そこで、名門私立中学に合格された保護者(有効回答数:214)にアンケートした結果をご紹介します。

名門私立に合格した子供たちはどこで勉強している?

勉強部屋

親の目の届くところで勉強させ、コミュニケーションを取ることで成績アップ!

アンケート結果の分析では、合格された中学の偏差値によって、最難関中学(偏差値65以上)・難関中学(偏差値65未満)にグループ分けしました。

『幼児から小学校低学年までの、家庭の学習場所』の設問に対しては、どちらのグループでも約9割のご家庭が「リビングで勉強」と回答されました。最近ではリビングで勉強をするお子さんが増えているだろうと思っていましたが、この数字には驚きました。

次に、『お子さんが勉強しているときの、保護者の関わり方』の設問に対しては、最難関グループと難関グループでは、大きな違いがありました(下表参照)。最難関中学合格のご家庭では、「保護者が○つけし、できないところなどをチェックする」といった、お子さんの自立的な学習をサポートする関わりを重視していたことが伺えました。

アンケート結果を見る限り、合格した中学校の偏差値に関係なく9割のご家庭がリビングで学習をしていたわけですから、「お子さんの成績が伸びるかどうかは、勉強する場所の問題ではないではなくて、保護者の関わり方である」ということが分かりました。

子供に勉強のことを聞かれたら?

お子さんが小学校低学年生の間は、保護者が勉強を教えることができます。しかし、お子さんが考えているときに解き方を教えたり、お子さんから質問されたときに正解を教えると、考える習慣を築くことはできません。保護者に意識して欲しいことは、次の4点です。

1.お子さんが、分からない問題を考える時間をつくる
2. お子さんに、関心を持ち、見ていることを意識させる
3. ○つけは保護者がして、間違えたところはお子さんに考えさせる
4. 失敗の大切さを理解する

例えば、どうしても解けないと悩んでいる問題があれば「あの問題解けた?」と聞いてあげる、答えが間違っていたとしても解き方について「そういう風に考えたのね」と、評価してあげるなど、取組む姿勢を大切にすることが子どもの考える習慣を築きます。


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