メリットの大きい型紙製作
店舗内で型紙を製作。フルオーダーならではの工程です
■フルオーダー・ベーシック
マシンメイドにすることで価格を抑えていますが、副資材も毛芯を使っています。オプションで水牛ボタンやナットボタン、お台場仕様、ネーム入れ、袖ボタンを本切羽することができます。仮縫いあり。8万5000円(税込)~。平均価格帯11万5000円。ちなみに8万5000円は国産の生地です。
■フルオーダー・スタンダード
ベーシックと同様のマシンメイドで、芯地のグレードが少し上がります。また、各仕様がオプションではなく標準仕様になります。仮縫いあり。10万7000円(税込)~。平均価格帯14万5000円。
■フルオーダー・ハンドメイド
すべて職人の手縫いで縫製を行う、最高級の仕立てです。仮縫いあり。16万5000円(税込)~。平均価格帯19万円。
●フルオーダー・クラシコ・・・イタリアの伝統的な芯材と縫製技術を用いて、職人が丁寧に仕立てます。仮縫いあり。20万4000円(税込)~。平均価格帯24万円。
※採寸~仮縫いまで10日~14日間、仮縫い~納期まで約4週間。
どのラインも価格を抑えています。初めてフルオーダースーツに挑戦したい方にもおすすめです!。もう少し詳しく説明すると、テーラー・ラトの店主であり、カッター(裁断士)でもある波多野光平さんが店内で、非常に細かく採寸(短寸式/ショートメジャー式)し、型紙を作って、仮縫いを行います。縫製はマシンメイド、ハンドメイドともに国内の契約している縫製工房の熟練職人さんにお願いしているそうです。
マシンメイド、ハンドメイドにかかわらず、仮縫いが付きます。より高い着心地と美しいシルエットに欠かせない工程です。
一方のフルオーダーの型紙作りは、採寸した箇所の数字を基にして、手で線を引いていきます。つまり採寸した箇所をつなぐカーブラインを微妙に変えたりすることだってできるわけです。
型紙を作ることで縫製をする職人さんへ指示がしやすくなり、イメージも伝えやすくなるそうです。型紙作りは、お客さんに合ったスーツを提供するための確実な方法なんです。
今回取材して、波多野さんの真摯なスーツ作りに心打たれたので、フルオーダー・ベーシックでスーツを一着作ってみました。次回紹介しますね。
【SHOP DATA】
テーラー・ラト(tailor LATO)
住:東京都世田谷区桜丘2-19-14 叶ビル1F
小田急線 千歳船橋駅より徒歩2分
営:11:00~19:30(日曜日・祝日~18:30)
休:火曜日
TEL:03-6413-5693
HP:www.tailor-lato.com
【最近の記事】
・美しいドレープが生まれるシルキーパウダースーツ
・この春締めてみたい、注目のグリーンタイ!
・タイバーとタイピンの違いについて調べてみました!