割れ鍋に綴じ蓋?
アメリカで昔から人気のある詩にこんなのがあるのをご存知でしょうか?「ジャック・スプラットは、お肉の脂身を食べれない。彼の妻は、お肉の赤身を食べれない。だから見てご覧、ほら、彼らのお皿はいつも綺麗だよ。」ちょっとわかりづらいかもしれませんが、これは、お互い足りない部分を補い合う仲良し夫婦を比喩で表現して詩にしたものです。
日本にも、昔から「割れ鍋に綴じ蓋」ということわざがありますが、多少ニュアンスは違うとしても、両方とも、「お互いが補い合う関係である」というとてもシンプルな夫婦成立条件を示唆したものであることには変わりありません。
カップルが成立するためには、共通点が大切なことはお話しましたが、カップルの共通点とは、裏返してみれば、実はお互いの補完点でもあります。あなたも、自分にないものを持つ人に強く惹かれた経験をお持ちなのではないでしょうか?
この「自分に無い物を持っている」という、いわば補完性は、めでたくゴールインしたカップルが、結婚を決めた理由の一つとして頻繁に掲げられる条件の一つでもあります。
世の中の多くの人々は、なんらかの形で、自分の欠点を補ってくれる人に魅力を感じ、求めているのです。
話は少し飛躍しますが、人類の歴史が始まって以来、男女が互いに求め合って来たのは、まさに、お互いの欠点を補い合うためといっても過言ではないでしょう。
同様に、あなたが、意中の人気に入られたいと強く願うのであれば、その相手の欠点を補う存在となれば良い訳です。