書類整理は先払い方式で!
乱雑に引き出しに放り込まれたままの経理書類。散らからないための工夫とはいえ、溜まり続けて手がつけられない状態に
分類ファイルを用意しても、そこに入れる前に机の上に山になる、という経験を繰り返した結果たどり着いた、この「ちょっと置き場」にたまった書類をどさっと持参したところ、ファイリング研究所の野原さんがひと言。
「これはだめです。散らからないようにという工夫でちょっと置き場を作るのは、整理を後回しにする“後払い方式”。結局、ぎりぎりになって作業をするので、時間のコントロールができなくなります。書類は手元に来たときに、すぐ“先払い方式”で処理しておく習慣を持ってください」
ああ、私、すっかり後払い方式でした。だから、いつもあっぷあっぷしているんです。
「毎日1分レシートの整理をするのと、まとめて1年分の整理をするのとでは、圧倒的にその都度小さな整理を繰り返すほうが、時間投資としては有効ですよ」
1.目的をはっきりさせる
こちらは溜まりにたまったレシートの山。何かに使うかも、と捨てられずにいたものも……
「ももせさんは、このレシートを何のために取っているんですか? まずはそこから明確にしておかないと、整理の見通しは立ちませんよ」
財布に溜まるレシート、送られてくる書類。何かのためにとりあえず取っておかなくては、と思っていたのですが
「確定申告や医療費控除に使うなら、それに必要な書類だけを保管する。家計簿をつけないのなら、レシートは返品の可能性のある物だけを保管し、返品期間が過ぎたら廃棄する。まずは書類の使用目的をはっきりさせて、保管期間を決めることが第一歩です」。
手元にある書類を全部整理しようとせず、保管の目的を明確にすることで、必要以上の書類を管理する手間が省ける。なるほど、ここは大切ですね。
次は、いよいよ書類のファイリングに手をつけますよ。減らしてざっくり、が合い言葉です >>