テクノポップ/アーティストインタヴュー

ガラパゴス化する日本の音楽~GalapagosS

小林写楽さん(FLOPPY)、新太郎さん、ゴミキ。さんの3人で結成された新バンドGalapagosSのデビュー・アルバム『Soy sauce impulse』を発売! 独自の進化(ガラパゴス化)した日本の音楽について語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

GalapagosSの意味は?
 

ガイド:
galapagoss

(左から)小林写楽、新太郎、ゴキミ。

小林写楽さん、新太郎さん、ゴキミ。さん、デビュー・アルバム『Soy sauce impulse』発売オメデトウございます。写楽さんにはFLOPPYとしてすでにインタヴュー(「FLOPPY~Deus ex machina」2009年9月、「FLOPPY~PROTOSCIENCE」2010年3月)させていただいていますが、よろしくお願いします。

メンバー:
よろしくお願いします。

ガイド:
GalapagosSというスリーピース・バンドを結成するに至った理由は?

小林写楽:
最初は三人でコピーというか、イベントでセッションをしたんですよ。それで、この形態で何かできないかなって思いまして。色々と削ぎ落としてシンプルにして、そこにまた色々肉付けしてみよう、と。

ガイド:
ガラパゴス(Galapagos)と言えば、「ガラパゴス化する日本」という書籍を僕も読みました。世界標準からかけ離れてしまった日本の産業構造を憂う意味での比喩に使われますが、ここでのガラパゴス化(GalapagosS)と言う意味は?

新太郎:
音楽産業という意味ではなく、日本の音楽は進化していく上で独自の進化を遂げたと思っています。そういう意味での前向きに捉えたガラパゴス化ですね。

ガイド:
音楽や芸術については、僕はガラパゴス化をむしろ歓迎します。いろんな国の音楽が世界標準になってしまっては、おもしろくもなんともない。

ゴキミ。:
そうですね。時代が進んで、似たような音楽も出尽くしてしまったので。日本的なメロディーと3人の化学反応。やりたいようにやらせてもらうのがGalapagosSなのです。
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