ジグソーの使い方とは? 便利な電動のこぎり
ジグソーの使い方
木材を自分で切りたい、いろいろな形に切ってみたいという時に便利なのが、「ジグソー」という電動のこぎりです。これがあると自分の思った通りの形に切れるので、木工作の幅がグッと広がります。
ジグソーとは
木工作が楽しくなる電動工具です
ジグソーは刃が上下に動いて材料を切断してくれる電動工具です。
直線カットも出来ますが、ジグソーの便利なところは曲線カットができることです。「ブレード」と呼ばれる刃を取り換えれば、木材だけではなく、鉄やプラスチックの切断もできる優れものです。
ジグソーの基本構造
45度まで角度をつけられます
ブレードを挟むようについている板をベースと呼びます。切断する材料の上に乗せるように切っていきます。このベースは角度をつけることができ、0度から45度までの角度切りをするこができます。
黒いところがスイッチ、赤いところがロックボタン
スイッチはハンドルについています。スイッチを握っている時にブレードが動きます。その横にある小さなスイッチは、ロックスイッチになります。手を離してもブレードを動きっぱなしにしてくれる機能です。長時間の作業や切断に集中したい時には便利な機能です。
オービタル機構
直線切りでオービタル機構を使いましょう大抵のジグソーにはオービタルスイッチがついています
オービタル機構とはブレードの上下運動に加えて弧を描くようにブレードが動きます。この機能を使うとより早く直線をカットすることが出来るようになります。直線カットに有効な機能なので曲線カットの時にはオービタルはオフにしましょう。
ブレード
鉄工や木工用などたくさんの種類があります
ジグソーにはたくさんの種類のブレードがあります。同じ木工用でも直線用、曲線用、厚い板用、仕上げ切り用、高速切断用など。鉄やプラスチックの切断用のブレードもあるので、工具1台でいろんな作業が出来ちゃいます。用途にあった刃を選んで使いましょう。
ブレードは2種類の形状があります。機種によって異なるので、その工具にあった形状をえらんで下さい。
写真のジグソーはワンタッチで刃の交換ができます
ブレード交換の仕方も機種によって異なります。はめるだけで取り付けられるワンタッチタイプや、六角で締めるタイプがあります。刃の交換は説明書を読んで交換してください。その際は必ずコンセントを抜きましょう。
ジグソーの使い方
ブレードが動いてから切り始めます
ちょっとしたお花型を切ってみましょう。曲線切りから直線までいろんな形が切れるのがジグソーの面白いところです。
まず材料をしっかりと固定しましょう。クランプなどの固定具で材料が動かないようにしっかりとめてください。それからベースを材料に乗せ、材料から少し離してスイッチを入れブレードを動かします。それから材料を切りこみ、ゆっくりと線をみながら切っていきましょう。
線を見ながらゆっくり切りこんでいきます
ジグソーと使う時は材料の下には手を入れないよう気をつけてください。コードも切らないように注意しましょう。途中で止めて、刃を抜くこともできます。スイッチを止めてもしばらくブレードは動いているので、目を離さないようにしてください。
角に向かって切り込んでいきます
糸鋸ほど細かい形を切るのは難しいですが、曲線用の細い刃をつかうとある程度急なカーブを切りこんでいけます。お花のような形は角に向かって左右から切りこんでいきましょう。ひと筆書きのようなカーブはそのまま向きを変えなくても切りこんでいけます。
いろんな形を切ることができます
ジグソーは細かい形が難しいですが、糸鋸よりも早く切ることができます。糸鋸では切れない大きな材料からでも切ることが出来ます。
側板と上部をジグソーでカット
ジグソーを使うといろんな制作ができるようになります。直線カットで作ったコートフックも自由な形を作れるようになります。
ぜひオリジナルデザインで制作を楽しんでください。
【関連記事】