ビジネススクールで学んだ地域振興ビジネスとはどういったものでしたか?
私は徳島県の出身なので、徳島の農産品を地域振興で広めたいと思っていました。その後の研究を進める中で、徳島名産の「すだち」(ガイド注:ゆずやかぼすに似ていて形が小ぶり)を広めたいと考えました。プロジェクトとしてブランディングの企画を練り、そのマーケティングプランを卒業後に、小川先生、徳島県、JA徳島、ヤオコー(ガイド注:北関東を中心としたスーパーチェーン)とともに行ったのです。ヤオコーがこのプロジェクトを採用してくれたのも、小川先生のお力沿いのお陰です。
先生の方針で、マーケティングに関する知識を徹底して学び、実践としてヤオコーの店頭に立ち、どのように販促するかも先生ともども行いました。年間ですだちの売り上げが1万円程度であったものが、年間30万円を超えるようになりました。その後、販促を行わなくても安定的にすだちの売り上げが伸びるようになっています。
実はこのプロジェクト、卒業した後も続いていて、2011年4月中旬に先生と共に徳島に行きます。小川先生は、一度面倒を見て下さると卒業しても見守ってくれるのですよ。
卒業生ネットワークはいかがですか?
学生間のつながりは非常に強いですね。家族のように感じます。2011年4月から、学校で使っていたメールアドレスを卒業後もそのまま使えるようになるので、よりネットワークは強くなりそうです。ガイドの感想
日本でここまでの起業家教育が行われていることに非常に驚きました。知識を与えるだけではなく、その後の実践もサポートする。起業のためのオフィスを提供するのも正直驚きです。日本にもアメリカ並みの起業サポートシステムの1つの形ができてきたと思いました。これから起業を考える方は、是非法政大学ビジネススクールの門を叩いてみてください。最後になりましたが、今回のインタビューは、All About「話し方・伝え方」のガイドである藤田尚弓さんのご紹介です。藤田さんは、今年度から法政大学ビジネススクールのプロジェクト・アドバイザーに就任されています。藤田さんから直接「話し方・伝え方」を学びたい方も法政大学ビジネススクールにどうぞ!
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