乳児育児/赤ちゃんの成長(0~1歳)関連情報

赤ちゃんがいる家庭の地震・防災対策(2ページ目)

大きな地震が起こると、被災地の方はもちろんのこと、日本中の子育て中のママパパたちに不安が広がっています。命を守ること、わが子を守ることについて、改めて向き合って考えた方も多いのではないでしょうか。赤ちゃん家庭の地震対策について、考えたいと思います。

高祖 常子

高祖 常子

子育て ガイド

子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント。資格は保育士、幼稚園教諭2種、心理学検定1級ほか。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事ほか各NPOの理事や行政の委員も務める。子育て支援を中心とした編集・執筆ほか、全国で講演を行っている。著書は『感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。3児の母。

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地震が来たときの、とっさの行動

ママやパパが赤ちゃんと一緒にいれば、赤ちゃんと自分の安全の確保をしましょう。とっさの場合、安全な場所に移動できず、赤ちゃんを守るためにママやパパが覆い被さるということもあるかもしれませんが、ママやパパが負傷して動けなくなると、赤ちゃんを避難させられなくなります。基本的には、一緒に身を守ることを考えましょう。

キッチンで煮物中など、火を使っている場合も、最近では基本的に自動的に火が消える設計になっているコンロも多くあります。別な部屋から、急いで火を消しに行くよりも、まずは赤ちゃんと自分の身を守り、落ち着いてから火を消しましょう。大きな地震で、移動が可能ならガスの元栓も切っておきましょう。

キッチンは、食器や包丁など、倒れたり落ちてくると危険なものが多く危険です。赤ちゃんと一緒にキッチンにいた場合は、火を消して、安全な場所にすぐ移動しましょう。

日頃からのご近所つきあいも大切

自宅で被災した場合、遠くの会社にいるパパの帰りを待つよりも、まずは、近所の方の支えが心強いものです。

妊娠中のママも、赤ちゃんがいる家庭も、いざというときにお世話になることもありますから、日頃から、ご近所の方とあいさつしたり……というコミュニケーションをとっておきましょう。

「あのお宅は妊婦さんだったな」「赤ちゃんがいるけど、大丈夫かな」と、ご近所の方が覚えてくださっていることで、万が一の時の救助が早くなる場合もあります。


>> 避難する場合に便利な育児グッズは?

 

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