パートナーに給料の金額を正確に伝えていますか?
【記事のインデックス】
自分の給料は申告する? しない?……1P目
共働き妻は、共働き夫よりもヘソクリが多い!?……2P目
パートナーに内緒で貯めたヘソクリ、何に使うの?……3P目
ヘソクリの有無はパートナーへの信頼の指標になる!?……3P目
自分の給料は申告する? しない?
ガイド平野が共働き夫婦の方からの相談をしていると、「相談を機会に相手の給料や貯金の金額を初めて知った」という方がいらっしゃいます。ファイナンシャルプランナーの立場として、「夫婦で家族のライフプランを立てるのに、お互いの給料を把握していることが大前提」と思っているのですが、現実にはそうはいかないようです。■パートナーの給料の把握状況は共働き夫と妻で大きな差
株式会社クロス・マーケティングが行ったインターネットリサーチ「共働き夫婦のへそくりに関する調査」によると、パートナーの給料を「正しく把握している」と回答した共働き夫は31.5%、共働き妻は59.1%という結果でした。「なんとなく把握している」という回答を含めると「把握している」人の割合は、共働き夫で約7割、共働き妻で約9割と高くなりますが、「なんとなく」では把握していないことと同じことです。
■自分の給料はパートナーに申告しない?
一方、自身の給料をパートナーに伝えているかという調査も行っています。「正しく申告している」と回答した共働き夫は67.8%であるのに対し、共働き妻は46.4%という結果でした。先のパートナーの給料の把握状況で、共働き夫と妻で30%近い差があったのも、この結果を見ればうなずけます。「共働き妻は、パートナーの給料はしっかり把握しているが、自分の給料は正確に伝えていない」という姿が浮き彫りになったとも言えるでしょう。
また、注目すべき点は、パートナーへ「自身の給料額を申告していない」という共働き夫が16.8%、共働き妻が28.8%もいるという点です。家計に一定の金額を入れて、残りは自分のことに使うというスタンスでお互いにいると、パートナーに給料額を伝える必要はないと考えるようになるのかもしれません。また、共働き妻の方が、共働き夫よりも「自身の給料額を申告していない」割合が多いのは、妻が家計管理を全て任されていて、夫が家計管理に関心がなく、妻は夫に自身の給料を伝える必要がないと考えるからなのかもしれません。
>>申告していない給料はへそくりに? 共働き夫婦のヘソクリ事情