投資信託/投資信託(ファンド)の選び方

投資信託の追加型と単位型の違いって?(3ページ目)

投資信託はその募集方法によって、追加(オープン)型と単位(ユニット)型の2種類に大きく分けられます。あなたのニーズに合うのはどちらでしょうか?それぞれの特徴の違いや選ぶときの留意点をおさえておきましょう。

執筆者:村岡 里香

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単位型投資信託に向いている人は?

次に、単位型投資信託に向いている人を挙げてみます。

お金を一定期間だけ運用したい人に向く単位型

手持資金を一定期間だけ運用したい人は単位型も一案

・投資期間を決めて運用したい人
・途中の買い増しは考えない人
・売買の制限が苦にならない人
・運用結果をプロにおまかせしたい人

単位型投資信託には、3年や5年などあらかじめ決められた信託期限があります。満期が到来したら、自動的にすべての信託財産が換金され、投資家に持ち分に応じた資金が払い戻されます。よって、資金が戻る時期がはっきりしているので、資金計画を立てやすいタイプ。次の用途のために期間を決めて運用したいという人には向いています。

ただし、単位型投資信託は追加購入ができないので、途中で安くなっても買い増しすることはできませんし、積立投資もできません。また、途中で解約したくなってもクローズド期間中は解約できないので注意が必要です。このような制限には、純資産残高が大きく変動しにくく安定的な運用ができるという効果も付随します。売買に制限があっても苦にならず、運用に有利ならそのほうが良いと考えられる人は検討してみてもよいでしょう。

また、単位型投資信託の運用期間は投資対象の性格に合わせて設定されることが多いため、基本的には満期まで保有することが前提です。中には一定の目標水準に達した場合には、満期前でも利益を確定させて資金を返還するという繰上償還条件付きタイプも存在します。「売却のタイミングを自分で判断するのは難しいので、投資結果をおまかせしたい」という人には向くでしょう。なお、一度も値上がりしないまま満期を迎えてしまう、という可能性もあるのでご留意ください。

「追加型」or「単位型」はここでチェック

みなさんに合うタイプはどちらでしたか?投資信託が追加型なのか単位型なのかは投資信託説明書(交付目論見書)の表紙に記載されています。購入してしまってから慌てないよう、かならず事前にチェックしてくださいね。

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