一人暮らし/一人暮らしの洗濯

いつ? 何回? 一人暮らしで洗濯するタイミング

洗って、干して、たたんで……と、時間と手間がかかる洗濯作業。日中家にいることの少ない一人暮らしが気持ちよく洗濯するためには、どうしたらいいのか、コツや注意点をお伝えします。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

洗って、干して、たたんで……と、時間と手間がかかる洗濯作業。しかも、日中あまり部屋にいることが少ないと、「遅い時間に洗濯機を回したら迷惑では?」「いつ干したらいいの?」「とにかく、洗濯する時間がない!」と悩むことも多くなります。そんな一人暮らしが気持ちよく洗濯するためには、どうしたらいいのか、コツやNGポイントを提案します。


一人暮らしが洗濯するベストなタイミングは?

洗濯物

一人分の洗濯なら、毎日洗うより、まとめて洗った方が経済的

一人分の衣類を洗うのに、毎日洗濯機を回すのは大変だし、効率も悪い。でも、休日まで溜めてしまうと、一度で洗いきれないし、ニオイが気になることも……。そんな一人暮らしの場合、生活時間帯や衛生観念によっても違いますが、週に2~3回洗濯機を回すというのが一番多い洗濯スタイルのようです。

洗濯機から考えても、一人暮らし向けの洗濯機の容量は4~5kg。目安として下着・シャツ・バスタオルが1組ずつで約600~800g程度。これらを毎日洗うのにプラスして出る洗濯物と合わせると、3日に一度洗うと、4kg前後の洗濯物になります。

一回に何度も洗濯機を回すのが面倒であれば、週に2~3日の洗濯を目安に。少量で毎日洗濯をすると、今度は電気代・水道代の負担が増えるので、節約といった面からは注意が必要。

・洗濯機の中に衣類を入れておくのはNG!
洗濯待ちの衣類を保管するのに洗濯機を使っている人がよくいますが、これはNG。湿気が多く、密閉された洗濯機の中は雑菌の宝庫。そんな中に汗や汚れのついた衣類を入れて、しかも何日も置いておいたとしたら、カビや雑菌が繁殖し、洗っても乾かしても嫌なニオイがとれないなんてことも。

洗濯待ちはできるだけ通気性のいいラウンドリーボックスで。湿ったり、濡れたりしたものは、いったん乾かしてから入れるのがベターです。


洗濯機は何時頃までOK?

夜

夜の洗濯は、音や振動に配慮して。自分の都合やペースだけで判断しないこと

日中は家にいることがなく、夜中にしか洗濯をする時間がない。でも、こんな時間に洗濯機を回したら、迷惑かも……。これ、一人暮らしに本当によくある悩みであり、また人によって生活時間帯や感じ方も違うので、難しいところです。

洗濯しても問題ない時間帯の目安は、午前7時から午後9時。ただし、近隣に子どもやお年寄りが多く住んでいるような場合は、夜の時間帯はもう少し早めに切り上げるといった配慮が必要です。また、音が響きやすい建物や洗濯機の置き場の場所(室外の場合は、特に)、洗濯機そのものの静音性が低い場合なども意識しておくといいでしょう。

・早い時間に洗濯できない。どうする?

時間の目安を書きましたが、現実には「もっと遅い時間に洗濯をしている」「他の部屋でもしているし」という人もいるでしょう。何時までなら迷惑をかけないかは建物の構造や洗濯機の機能、住人の層や考え方、管理方法によっても異なるので、それ以外の時間が絶対にいけないというわけではありませんし、反対に、その時間内だから大丈夫というわけではありません。遅い時間にしか洗濯できない場合は周囲の様子をよく確認ながら、配慮を忘れずに。

もし苦情を受けるようなことがあっても、「どうして自分だけ!」「それじゃあ洗濯できない!」とムカッとする前に一呼吸。タイマーを使って帰宅時間までに終わるように洗濯機をセットしたり、手間がかかりますが、休日にまとめて洗濯をするのも、ひとつの手です。


洗濯物はどこに干している?

洗濯物

外に干した方がパリッと乾いて気持ちがいい。でも、天候やタイミング、時間に左右され難しいことも

日中家にいないと、天候が変わったり、また防犯上、外に干して出かけるのは心配。でも、部屋干しではすっきりと乾きにくく、ニオイが気になることもあります。どこに干すかは好みもありますが、女性の場合は外干しが好きでも、下着だけは部屋干しという人も多いようです。また、外に干すと、天候を気にしなければならないので、晴れていても部屋干し、または乾燥機を利用するという人も。

干す場所は人それぞれで構わないと思いますが、洗濯物を気持ちよく乾かすためには、風通しよく干すことがポイント。濡れた洗濯物同士がくっついていたり、空気の流れがない場所に干していると、いつまで経っても乾きません。物干しスペースが狭い場合は、こまめに洗って、できるだけ空間をとって干したり、エアコンや扇風機などを使って風を作るよう心がけてみてください。

・夜遅くまで、夜中もずっと干しっぱなしはNG!
洗濯物を外に干したけれど、残業が入って、深夜まで干しっぱなし。または、干していたことを忘れて、そのままずっと干しっぱなし。よくありそうなシチュエーションですが、これは洗濯物が汚れたり、湿ったりする心配もありますが、何よりも防犯上危険です。

洗濯物が干しっぱなし=部屋に誰もいないと思われて、泥棒のターゲットにされる危険が高くなります。また、女性の場合は、下着などを狙われる可能性も。深夜まで取り込めそうにない場合は、その日は洗濯を止めるか、部屋干しするのがベターです。


洗濯代行サービスを利用してみる?

洋服

クリーニングよりリーズナブルな価格で、日常の洗濯物を頼めるのが洗濯代行サービスです

忙しくて洗濯を時間がモッタイナイ。また、どうしても夜中にしか洗濯ができずに溜めこんでしまう。お金を払ってもいいから、誰かに洗濯をしてもらえたらいいのに……。そう思う人は洗濯代行サービスを利用してみるのがおすすめです。

いわゆる自宅で洗えないものを依頼するクリーニング店とは違い、シャツやタオルなど、日常の洗濯をお願いできるサービスが増えています。基本的には、洗濯物を専用のバッグに詰めて、店舗に持ち込むか、集荷を依頼。洗濯したあと、たたまれた状態で戻ってきます。料金は、バッグ単位で決まっているので、入れられるのであれば、何枚入れてもOKというスタイル。下着まで頼めるサービスもありますが、抵抗があるなら、それだけは手洗いしてもいいでしょう。

忙しいときだけでなく、梅雨時などで洗濯物が乾きにくいときや、洗濯機が壊れたときなどにも便利。すぐに頼むことはなくとも、ちょっと覚えておくと安心です。

・洗濯代行サービスのサイト
Deli Wash
ウォッシュ&フォールド
ポストウォッシュ
ウォッシュフリーダム
ミニストップ コンビニクリーニング(関連ガイド記事『もっと便利&オトクに。コンビニ活用術』)

※詳しいサービス内容は、それぞれのサービス提供元で確認の上、ご利用ください。上記記載の内容とは異なる場合もあります。ご了承ください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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