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あなたは大丈夫? 非常時に試される愛と絆(2ページ目)

非常時では、パートナーとの絆が、さらに深まったと感じた人がいる一方、お互いの価値観の違いに直面したカップルもかなりいました。生と死を意識した時に、愛が試され、自分にとって大切な人や価値観が明確になったのでしょう。あなたは大丈夫?

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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他人ではないからこそ、共有したい

かけがえのない絆は、一日では作れない

かけがえのない絆は、一日では作れない

けれども、「他人」とは呼べない間柄、恋人やパートナーの場合は、どうでしょうか? 大切な相手だからこそ、「コダワリの部分で同じ考えでいて欲しい。分かってほしい」と、「事実」を共有し、それに基づいた自分の行動を理解して欲しいと願うものです。

そのために、2人で話し合いをしたり、相手の説得を試みる場合もあるでしょう。しかし、その結果、相手の人生の価値観、事実認識、優先順位が、必ずしも共有できないと気付き決定的に埋められない溝を感じてしまうこともあります。
もちろん、この溝は震災のような緊急事態によって突然、違いが生まれわけではありません。日頃はオブラートに包んでいたことや、見ないようにフタをしていたことがむき出しになったり、うっすらと違和感を覚えていた事柄だったりなのかもしれません。

また、女性に比べて男性は、人前で泣くことや不安を示すことが良しとされていない社会環境が影響し、感情表現が不得意な傾向にあります。そのため、自然災害などの非常時に強い不安や苛立ちを覚える自分自身を認めらず、必要以上に無理をして自分を奮い立たせようと、彼女や妻に大声を上げて怒鳴りつけたり、人格が変わったようにつらく当たったりすることがあります。パートナーの突然の急変に驚き戸惑い、絆が壊れてしまうことも少なくないようです。

かけがえのない絆は、一日では作れません。これから、人生のパートナーを見つけようとする時は、エロスや発情という性的なものだけに偏ることなく、生活の安定のために年収や肩書に固執しすぎることなく、人生観、仕事観、現状認識を共有できるか、そして何よりも、お互いに深い愛情を感じられる相手なのかを見極めることが大切でしょう。

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