2. グレートバリアリーフ(オーストラリア)
グレートバリアリーフのハート型の礁、ハートリーフ
自然にもいろいろな姿があるが、スノーケリングしながら見たサンゴ礁の美しさにガイドは本当に感動した。数十種にも及ぶ色とりどりのサンゴの美しさ、乱舞する魚たちの自由さ、巨大なエイやサメのたくましさ……生命がいかに美しく尊いものなのか、ひと目で理解することができた。地球の偉大さ、命の大切さを教えるなら、百万語を費やすよりもあの景色をひと目見せるべきだと思う。
オーストラリア大陸でグレートバリアリーフに沿って展開しているのが世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」で、恐竜が闊歩する時代に誕生した「世界最古の森」といわれている。グレートバリアリーフを訪ねる際は、クイーンズランドの美しい森林風景もお忘れなく。
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1. アンコール(カンボジア)
60前後もあるといわれるアンコール遺跡群のハイライト、アンコールワット
雰囲気も『トゥームレイダー』そのもの。ガイドも大好きな世界遺産のひとつで、シンメトリーや彫刻・壁画がとにかく美しいアンコール・ワット、巨大な菩薩像が並ぶ不思議な不思議なアンコール・トム、ジャングルの中にたたずむ苔むした遺跡タ・プローム、夕陽に燃えるジャングルを見下ろすプノン・バケン、水上の村々が美しいトレンサップ湖など、見所は尽きない。
遺跡については規模・クオリティともに世界最高峰で、その大きさ、その美しさをただ眺めるだけで満足できる。ジャングルや湖の美しい景色は自然好きにもオススメできるし、遺跡と自然の間にはカンボジアの農村が広がっていて、子供たちが水牛を追っていたりというのどかな風景を見ることもできる。
気になるのは治安だが、見学の起点となるシェムリアップは近年急速にリゾート化されて高級ホテルも立ち並んでいる。日本でしっかりしたツアーを頼んでおけば、心配はほとんどないだろう。ただし、個人旅行をする人は情報をしっかり仕入れて出掛けること。
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