気軽に始める15分弁当のコツ
煮物などは一人分を作る方が、むしろ難しい。多めに作って、翌日のお弁当に。残ったら、さらに冷凍保存がおすすめ
■残りものじゃなく、残しておいたもの
一人暮らしのお弁当が前日のご飯と同じというのは恥ずかしいことでも手抜きでもありません。ひとり分きっちりのご飯を作るのはとても難しいし、食材にも手間にも無駄も多くなります。それは残りものではなく、残しておいたものと考えるのが◎。
ひとり分のお弁当のおかずの量というのは、意外とちょっぴりです。だから、何かを作ろうとしたときに、その食材を少しだけお弁当用として余らせておくと便利。例えば、サラダを作ろうというとき、キュウリを3cmほど残しておく。梅肉と和えたり、ハムで巻いたりすれば、簡単に一品になります。前日に料理をするときに、切ったり茹でたりして下準備しておくとスピードアップも図れます。
■火と包丁はできるだけ使わない
調理そのものよりも、意外と時間を食うのが洗いもの。それを減らすには、できるだけ火と包丁を使わないこと。包丁で切る代わりにキッチンバサミを使ったり、火を使う代わりに電子レンジで加熱すれば、まな板や鍋、フライパンといった大きめの調理器具を出したり洗ったりせずに済みます。
愛用のキッチンバサミ。細かく切るのは難しいですが、一口大程度なら包丁を持ち出すより楽チンです
余った食材を冷凍して保存しておくときは、お弁当用のカップに小分けにして入れておくと、そのまま電子レンジで温めるだけで、もしくはそのままお弁当に詰められます。次のページで詳しくご紹介しますが、シリコンカップは何度でも使える上に、電子レンジでもオーブンでも使用可能なので便利です。
■市販のお弁当用食品は強い味方
初めてお弁当を作る人や料理に慣れない人は、最初から全部手作りで頑張ろうなんて思わなくてOK。市販の冷凍食品もどんどん活用しましょう。食材そのものよりは割高ではありますが、長期保存が利くので、無駄にする心配もありません。調理済みのものはそのままお弁当に詰められるので便利ですが、素材のみの冷凍食品なら、好みの味つけにもできます。
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