輸入車/注目の輸入車試乗レポート

世界基準に到達した新型グランドチェロキー(2ページ目)

新しいジープ・グランドチェロキーが日本にも上陸を果たした。4代目となる新型は、タフなオフロード性能はもちろん、オンローでの走りも欧州高級SUVに迫る快適性を手に入れている。ジープらしい外観を残しながら、中身は大きく進化した。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


パワー的には十分

インパネ

インテリアの質感アップもうれしいニュース。ソフトタッチ素材の採用で見た目も触感も向上している。見晴らしのいいアイポイントで大型SUVらしいゆったり感を味わえる

今回の試乗コースはオンロードのみで、自慢のオフロード性能を試すことはできなかったが、モーグルコースを想定したデモンストレーションでは、1輪が完全に浮いた状態でも難なくクリアできることを確認できた。

エンジンは3.6LのV6のみだが、286ps/347Nmのパワー&トルクには何の不満もない。動き出しはボディの重さは感じさせるが、少し踏み込めば瞬時に欲しい加速を得られる。燃費はJC08モードで7.8km/Lと2.2トン級の重量を考えると合格点だろう。レギュラーガソリンなのもうれしい。ただし、日本勢、欧州勢はアイドリングストップが標準化しつつあるので、やや物足りなさも感じるのは確かだが。

失礼だけど……

ラゲッジ

ラゲッジには収納ボックスも用意され、後席着座時で782L、後席を倒すと最大で1554Lの大容量を確保できる

乗り心地は高いボディ剛性感を含めて、失礼ではあるが従来のジープブランドとは一線を画している。荒れた路面では足がばたつき、バネ下の重さを感じさせるシーンもあるが、基本的にフラットライドで安定感がある。目をつぶって乗ったら欧州SUVだと思うかもしれない。

次ページでは、インテリアについて

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます