上質なインテリアも魅力
ノーマルの最低地上高は215mmで最大で280mm、高速走行時などは車速感知によりノーマルから15mm下がる。さらに、超タフなオフロードではフロントエアダムの取りはずしが容易により、アプローチは34.3度、デパーチャーは27.3度という十分なクリアランスを確保できる
価格面で大きなアドバンテージ
ライバルは、サイズ的にはBMW X5や新しくなったVWトゥアレグ、メルセデスのMクラス、ディスカバリー4などが上げられるだろう。日本車ではランクルやムラーノ、パジェロなどが考えられる。欧州勢よりも明かなアドバンテージは価格。新しいグランドチェロキーは398万円~538万円だが、トゥアレグは600万円以上からでカイエンは750万円台から、X5は800万円近くからで、Mクラスも同様だ。オンロードの快適性が格段にアップした新型グランドチェロキーだが、欧州勢よりも価格面のアドバンテージがあるとはいえ、やはりオフロードでも使いこなさないと宝の持ち腐れ感は残る。モーグルコースにまで行くようなマニアにはもちろん、アウトドアを楽しむ人には十分以上に頼りになるはず。公道でなら日本で走れない道はほとんどないはずだ。