輸入車/注目の輸入車試乗レポート

世界基準に到達した新型グランドチェロキー(3ページ目)

新しいジープ・グランドチェロキーが日本にも上陸を果たした。4代目となる新型は、タフなオフロード性能はもちろん、オンローでの走りも欧州高級SUVに迫る快適性を手に入れている。ジープらしい外観を残しながら、中身は大きく進化した。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

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上質なインテリアも魅力

クリアランス

ノーマルの最低地上高は215mmで最大で280mm、高速走行時などは車速感知によりノーマルから15mm下がる。さらに、超タフなオフロードではフロントエアダムの取りはずしが容易により、アプローチは34.3度、デパーチャーは27.3度という十分なクリアランスを確保できる

インテリアのクオリティアップも、再度失礼ながらジープ離れしている。上級の「リミテッド」は、大きく翼を広げたようなインパネに木目調パネルを採用し、コンソールやドアトリムなどにソフトタッチの触感と見た目の高級感を味わえる素材を使っている。シートサイズは前後ともにたっぷりしていて、大人4人が移動するには十分で贅沢な気分を味わえる。ドア開口部が大きくなったり、ガラスハッチ式のリヤゲートはダンパーによりラクに開閉が可能で、キー操作でも開閉できる。充電式のフラッシュライトやドリンクが収まるドアポケットなど芸が細かい。

価格面で大きなアドバンテージ

モーグル

クォドラリフトエアサスペンションにより、車高を280mmまで高めることが可能で、モーグル走行も余裕でこなす

ライバルは、サイズ的にはBMW X5や新しくなったVWトゥアレグ、メルセデスのMクラス、ディスカバリー4などが上げられるだろう。日本車ではランクルやムラーノ、パジェロなどが考えられる。欧州勢よりも明かなアドバンテージは価格。新しいグランドチェロキーは398万円~538万円だが、トゥアレグは600万円以上からでカイエンは750万円台から、X5は800万円近くからで、Mクラスも同様だ。

オンロードの快適性が格段にアップした新型グランドチェロキーだが、欧州勢よりも価格面のアドバンテージがあるとはいえ、やはりオフロードでも使いこなさないと宝の持ち腐れ感は残る。モーグルコースにまで行くようなマニアにはもちろん、アウトドアを楽しむ人には十分以上に頼りになるはず。公道でなら日本で走れない道はほとんどないはずだ。
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