退職理由に求職活動のコツが隠されている
経験を振り返り次の目標をしっかりと定めましょう
このような状況をふまえ、失敗しない求職活動のポイントとして、「理念を大切にしている事業所かどうかを見極める」「将来も視野に入れた自己目標をかかげる」この2つを挙げます。
理念に沿って運営されているか
理念とは、施設の目指すべき方向性を示すものです。例えば、家庭的な雰囲気を目指す施設とホテルのようなサービスを目指す施設とでは、運営の方向性が違ってきます。職員同士で意見が分かれた場合でも、個人の主張ではなく、理念と照らし合わせ検討することで答えを導き出していきます。応募者に退職理由を尋ねると、「もっと利用者に関わりたい」「やりたかった介護と違う」「改善に取り組もうとしない」「自分を認めて欲しい」などの思いがあるようです。
退職理由は人それぞれ違いますが、1つ共通した理由があります。それは、方向性を持たない職場で働いていたということ。実態調査が示す通り、4人に1人が方向性の見えない職場を去っていく現実があります。自分に適した事業所を選択する際は、求人情報やホームページから事業所の思いが具体的に伝わってくるかを確認しましょう。