日常操作に十分かつエコなCPU
グラフィックス性能はやや低いが、おおむね満足できる性能(画像クリックで拡大)
ノートパソコン向けのデュアルコアのPentiumを搭載。2.13GHzと周波数はやや低いが、Web閲覧、メール、Officeソフトの操作にはまったく問題ない。メモリは4GBを搭載し、こちらも十分。消費電力は非常に低く、ムダな電力を使わないのはエコ。
2台目のテレビとしても使える
レグザとネットワーク接続すれば、レグザで録画した番組をブルーレイやSDカードにダビングできる
DVDの画像をハイビジョンの美しさで再生できる「超解像技術(レゾリューションプラス)」を搭載。さらに地デジ番組の視聴・録画、DVDメディアへのダビングができるなど、パソコンで映像を楽しみたい人は嬉しい1台だろう。音も手軽にサラウンド音響を楽しめる「ドルビーアドバンストオーディオ」や、ダイナミックレンジを最適化する「MaxxAudio」機能も搭載している。リビングよりも、マイルームで気ままに映像を楽しむのに適している。
電源オフでもUSB機器の充電が可能
キーボードのEnterキーがやや小さいのが気になるところ
USBポート6つ、メモリーカードスロットを備える。USBポートの部位は左側と背面に偏っているが、電源オフ時の充電もサポートする。またこの下位モデルでもHDD容量は1TBもあり、テレビ番組の録画やデジカメ画像を保存する上で安心感が高い。
Office 2010のほか、独自ソフトも充実
Webカメラを使って、さまざまな写真撮影を楽しむこともできる
Office Home and Business 2010(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote)のほか、ハガキ作成(筆ぐるめ)、画像編集などのソフトが付属。あらゆるファイルをメモ的に管理できる「TOSHIBA Bulletin Board」やファイル履歴をサムネイルで見られる「TOSHIBA ReelTime(リールタイム)」など、独自ソフトにも力を入れている。動画マニュアルなどもあり、ユーザーがPCを使いこなせるようになるための工夫が随所に見られる。
11万円前後と非常に安価
11万円前後という価格は、AV機能の充実具合から見ると非常に割安。上位モデルのような高画質化・高速ダビング機能は要らないが、「(それなりにでも)テレビ機能が充実したパソコンがほしい」というユーザーに向いているだろう。コストパフォーマンスの良さで、新生活時の購入にも適した製品と言える。
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