東芝 dynabook Qosmio D710/T5(2ページ目)

家電調で画面くっきり、デザインも良好

東芝の薄型テレビ「REGZA」の技術を応用し、21.5型という小さめのモニタながら、くっきりとした質の高い画質である。本体、脚部のデザインやつくりもしっかりしており、扱っていて「壊れそう」という印象を抱くこともない。3色のカバーバリエーションは、画面下のスピーカー部にまで統一されている。HDMIとD4映像入力端子を備え、ゲーム機やHDD/Blu-rayレコーダーの再生用モニタとしても使うことができる。

ボーカルが引き立つオンキヨー製スピーカー

モニタ下部には、オンキヨー製のステレオスピーカーを搭載。iPodなどのオーディオプレーヤーをオーディオ入力端子に接続すると、電源オフ時でも外付けスピーカーとして使用できる。パソコン付属製品にありがちなムダな低音強調がなく、人間のボーカル周辺の音をくっきりと、やや浮き気味なほどに表現する。このため、伴奏楽器が多くない歌曲やフォーク、ブルースなどに適しているという印象だ。

独自ソフトがユニークで楽しめる

たとえば、テキストや画像、Webページなど、さまざまなデータをひとつのボードに貼り付けて管理する「TOSHIBA Bulletin Board（ブリティンボード）」。Evernoteとも連携し、データを転送したり、ユーザー同士で共有して伝言板のように使うこともできる。さらに、操作したファイルの履歴をサムネイルで見られる「TOSHIBA ReelTime（リールタイム）」など、ユニークな独自ソフトが搭載されている。電子マニュアルも閲覧しやすくできているので、操作にもすぐ慣れることができるだろう。