マルチカラーLEDとは?
写真1.春の室礼
カラー照明は、ものの色の見え方で言えば、忠実性に欠きます。しかし、そのものの色をより効果的に見せたいときに有効に働くことがあります。この場合、背景と照らす対象の色によって適切な色光が決まりますが、どのような色光が良いかは、選ぶ人の経験や感性によるところが大きいです。
写真2.ピンク色のアクセント照明と背景の光
例えば、写真1のような桃やチューリップなどの花で飾った春の室礼は薄いピンク色の光で照らします。そして背景を高色温度で照明することでより雰囲気を高めます。このようにカラー照明は興味深い手法ではありますが、逆に一歩間違えると不自然な印象を空間に与える恐れがあるので気を付けねばなりません。
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