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バッファロー WZR-HP-G302H(3ページ目)

バッファローの無線LANルータ「WZR-HP-G302H」は、USB接続タイプのデータカードを、本体のUSBポートに挿入することで、複数のコンピュータでも利用することを可能にする。ほかの無線LANルータには無い機能を持つ。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

分かりやすいセットアッププログラム

AOSSボタンを押せば、SSIDやセキュリティなどの設定を自動で行ってくれる

AOSSボタンを押せば、SSIDやセキュリティなどの設定を自動で行ってくれる

本機に付属しているセットアッププログラムは、機器の接続方法をアニメーションを交えたイラストで分かりやすく表示してくれる。そのため、まったく初めての人でも、迷うことなく設定を進めることができるだろう。無線LANの設定も簡単で、本機と無線LAN子機のAOSSボタンを押すだけだ。

ただデータカードを利用する場合は、少々分かりずらい専門用語が表示される。パソコンに接続するときには設定の必要がなくても、設定が必要な場合がある。とはいっても、データカードの販売店で手渡された資料をよく見れば判断はつく。不明な場合は、データカードのサポートに問い合わせればよいだろう。

 

高速で安定した通信ができる

2本のアンテナで強力に電波を飛ばす

2本のアンテナで強力に電波を飛ばす

11nのつながりやすさと高速性を生かした通信が可能だ。実際に調査してみたところ「バッファロー WZR-HP-G301NH(レビュー参照)」とほぼ同じ結果になった。この機種は、同価格帯の他メーカーの機種よりも高速で安定性があり、本機はこの性能を継承している。また、特に電波出力が弱い機種だと接続できないような地点でも、本機なら問題なく接続することができた。

 

屋内のアクセスポイントとしても利用可

今回利用したNTTドコモのL-05A。設定後、問題なく利用できた

今回利用したNTTドコモのL-05A。設定後、問題なく利用できた

無線LAN親機として、基本的な機能はほぼ網羅しているが、やはりなんといってもUSBデータカードを接続できることが大きな魅力。データカードを複数の機器で共有できる便利さは、使ってみるとよくわかる。あとはイーモバイルのD41HW(受信最大速度:42Mbps)といった、高速通信対応のデータカードへの対応が望まれる。

データカードを使う上で気になるのは通話料だが、データカードの回線を簡単に接続したり切断したりできる「データ通信・切断ツール」を同梱。「知らないうちに課金されている」といった事故を防止できる。データカードを使わないときは、光などの固定ブロードバンド回線に切り替えることもできる。

 

アンテナを立てると、置き場所に困るかも

上に出ているアンテナは折りたたむことができる

上に出ているアンテナは折りたたむことができる

本体はパスポート2個分より少し大きく、その上に約7.5cmのアンテナが2本出ている。本棚に置くには少々大きめだが、ワンルームマンションなどの環境であれば、アンテナを折りたたんでコンパクトに収納しても実使用上は問題ない。

 

他のUSB機器がフル活用できるのは便利

価格は同程度の他機種とほぼ同じか、若干安い。11aでの接続にこだわらなければ、USBデータカードを使ったネット接続や、USBメモリなどを簡易ホームサーバーとして使える本機の方がお買い得だろう。なおデータカードとの接続が目的なら、2011年2月現在では、本機しか選択肢はない。


【関連リンク】
バッファロー WZR-HP-G302H

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