国土交通省が行った「平成21年度 住宅市場動向調査」の調査結果が発表されています。住宅を建てた人、買った人、リフォームした人、賃貸住宅に入居した人などを対象にした調査です。この中から、新築住宅を買った人、中古住宅を買った人を抜き出して、比べてみたいと思います。

住宅を買った人はどんな人たち?

新築住宅・中古住宅を買った人はどんな人たちなのか、ますはプロフィールを確認してみましょう。

年齢    新築住宅/37.6歳   中古住宅/39.8歳
同居人数  新築住宅/3.2人   中古住宅/2.9人
年収    新築住宅/768万円   中古住宅/663万円

平均年齢のボリュームゾーンは両者ともに30代で、新築が56.4%、中古が36.1%を占めます。年収や同居人数のデータと併せて判断すると、少人数の家族で、年収がそれほど多くない人ほど、中古住宅を購入しているといえそうです。

ちなみに、注文住宅を建てた人のボリュームゾーンも30代で、36.5%を占めますが、平均年齢は46.4歳とかなり高め。これは、50代が17.6%、60代が20.5%と、比較的高齢になってから家を建てる人が意外に多いからでしょう。

新築は中古住宅の1.5倍の価格

お金

やはり中古住宅に比べ新築の分譲住宅はかなり高額です

では、どんな家を買っているのでしょうか。 

下記の資金総額とは、自己資金と借入金の合計金額です。新築住宅のほうが資金総額がかなり多く、中古住宅のおよそ1.5倍になっています。資金総額には登記費用など一部の諸費用が含まれていると考えられるので、そのまま住宅の価格だとは思えませんが、それでも新築住宅のほうがかなり高価であることに違いありません。

資金総額  新築住宅/4171万円  中古住宅/2667万円
延床面積  新築住宅/98.9平米(29.9坪) 中古住宅/86.5平米(26.1坪)
敷地面積  新築住宅/138.0平米(41.坪) 中古住宅/170.3平米(51.5坪)

延床面積は同居家族が3人未満の中古住宅のほうが狭いのですが、敷地面積は広め。将来、増築することもできそうです。

中古住宅購入者のほうが返済負担は少ない

返済計画について、両者を比べてみましょう。

借入金   新築住宅/2865万円 中古住宅/1885万円
年間支払額 新築住宅/150万円   中古住宅/125万円
返済期間  新築住宅/29.9年    中古住宅/26.9年

どちらも約7~8割の人が住宅ローンを組んでいます。年間の支払額を月々に計算すると、新築住宅購入者は毎月12.50万円、中古住宅購入者は毎月10.42万円の返済。中古住宅購入者のほうが、毎月の返済が少なく、ローンの期間も短くなっています。いずれもフラット35や民間金融機関の融資を中心にローンを組んでいるようです。

次ページでは、新築住宅・中古住宅それぞれの購入理由を見ていきましょう。