注文住宅/女性視点の家づくり

妻が喜ぶ家づくりとは?夫婦で対立したら?(2ページ目)

先日、男性読者の多い某雑誌インタビューを受けたのを機に、「家づくりに際し、どう妻に喜んでもらうか」を改めて考察。夫婦で意見を折衷し、理想の住まいを手に入れる方法や、妻と夫の意見が食い違った時に「どのように相手を立てればうまくいくか」などについて考えてみたいと思います。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

では夫は知らない・気づきにくい「妻の家づくりに求めるホンネ」を少し拾ってみましょう。

Q1 重視するポイントは?

子供部屋

子供部屋もできれば1階にあるほうがいい?

【ワンフロア】子ども部屋や主寝室は2階にあるべきと思っているだろうけれど、実は2階に行くのは億劫。2階は寝る時しかあがらないのでムダ…という声も。ぜーんぶ1階にあるのが、非現実的だけど妻のホンネ。

【日当たり】日中いない夫は知らないだろうけど、日当たりは妻にとって重要!日が差さない家は家事をしようとする気持ちも萎えてしまうし、汚れも目立ちにくく、よけいに掃除の頻度が減って「汚ウチ」になりそう。冬でも日差しが当たると、自分の気持ちまで暖かくなる。

【立地】毎日通勤・通学する夫や子どもたち以上に、立地は妻にとっても重要! インテリアや間取りは後から直そうと思えば直せるけど、買い物などが不便な立地や環境は「後悔あとに立たず」。建てるときじゃないと手に入らない耐震性や外観デザインもこだわりたい。

夜景

こんな夜景が見えれば最高?(写真提供:住友不動産)

子どもが一人でも安全に自転車で走れるくらいの、密集していない、緑を感じられる住宅地がいい。窓を開けたら隣の壁…はいや。庭や塀、バルコニーに花を飾っていて、年末年始には家をイルミネーションで飾るような、地域住民の余裕が感じられる地域。

できれば高台に住んで、窓を開けると街並みや海が見下ろせて、家の窓からは昼間は街路樹や緑、夜は遠くの高層ビルの夜景…というのが理想!適度に鳥のさえずりが聞こえて、遠くから子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきたらシアワセ!

なんといっても「掃除・収納のしやすさ!」

【危険性】防犯と耐震性って男性がスペック的に関心ありそうだけど、日中や家事・子育てを預かる女性・主婦にとっても重要。難しいことは分からないけど、「危なくないこと」は重要!

掃除

女性にとっては日を追うごとに「掃除のしやすさ」が重要に

本当は外観やインテリア・間取りにこだわりたいけど、耐震性や防犯性も大切。予算で何かをあきらめなければならないとしたら、まずは家族の安全を守ってくれるほうを優先かな。

【掃除・収納のしやすさ】自分が掃除したり片付けしやすいのはもちろん、家族それぞれに片付けくらいはやってもらいたい。だからダンナも子どもも自分で自然と片付けられるような収納があったらいいな。

次ページにも続きます。次ページではさらに夫婦で意見が食い違った時の打開案について紹介します。
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