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2008年登場のスバルエクシーガが100万円切り

不況とはいえまだまだミニバン需要は底堅いものがありますが、スバル初のミニバン・エクシーガは、原稿執筆時点で100万円切りの中古車が見つかるほどおいしくなっています。7人乗れる“レガシィミニバン”、買うなら今ではないでしょうか。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

2008年登場なのに、もう100万円以下から見つかる

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はスバルエクシーガ(現行)をご紹介したいと思います。スバル初のミニバンとなるこの車は、同社の主幹機種であるレガシィからの乗り換えの受け皿として開発されました。ミニバンが既に成熟期を迎え、ホンダモビリオや日産キューブキュービックなどミニバンなのにコンパクトなモデルまで市場にあふれていた2008年6月に、ようやくスバルはミニバンを投入してきたのです。

スバルエクシーガ フロント

全長4740mm×全幅1775mm×全高1660mmは、ホンダオデッセイと比べて60mm短く、5mm狭くて、115mm高いというプロポーション。リアサスペンションはインプレッサのものをエクシーガ用に仕立て直し、床下に納めています

こうした状況下で、エクシーガはいわゆる箱形ミニバンではなく、オデッセイとガチンコ勝負となる背の低いボディと、スライドではなく通常のヒンジドアを採用しました。おそらく事前の調査で、レガシィからホンダオデッセイに乗り換える人が多かったのではないでしょうか。また、走りのイメージを大切にするスバルゆえこのようなスタイルになったということもあるでしょう。その見た目は、アウトバック同様にレガシィシリーズの派生車種にすら見えます。

プラットフォームはエクシーガより1年前に登場したインプレッサ(現行)と同じ。そもそもこのインプレッサ、従来型とは乗り心地が激変した車です。それまでは操安性を重視して「無理矢理押さえ込む」的なセッティングだったのが、操安性を確保しつつも「自然に曲がる」的な、柔軟性の高いものに変わったと言えば良いでしょうか。

スバルエクシーガ インパネ

インプレッサやレガシィにも通じるシンメトリカルなインパネデザインです。新車ではオーディオやナビがすべてオプションとなっているので、中古車を購入する際は、装着されているかどうか、注意する必要があります

まあ、とにかくそんな優秀なプラットフォームを使うことで、エクシーガの操安性と乗り心地はとても素晴らしいものになっています。運転席に座って山道を走ると、ミニバンであることをすっかり忘れてしまいます。これで同じ2008年の10月に登場した現行オデッセイを迎え撃ったわけですが……。

原稿執筆時点で修復歴なし車を比べてみると、エクシーガの最安値はなんと98.9万円。走行距離が7.9万kmと多いとはいえ、なんと100万円を割っています。対してオデッセイはというと、こちらは走行距離1.6万kmですが193万円が最安値となります。走行距離が違いますし、そもそも新車時価格で比べるとエクシーガが199.5万円~278.3万円なのに対し、オデッセイが259万円~361万円ですから、単純に比較はできません。それでもこれを見るとエクシーガがやけに安く感じてしまいますよね。

果たしてエクシーガは買いか? その魅力を、次ページでさらに見ていきましょう。
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