2年ぶりのバージョンアップでCubase 6に
NAMM SHOW 2011で新たに登場したDAWがドイツSteinbergのCubase 6です。2009年にリリースされたCubase 5以来、2年ぶりのバージョンアップとなりますが、NAMM SHOWの開催と当日に国内ではSteinbergの親会社であるYAMAHAが発表会を開催。上位バージョンのCubase 6と普及バージョンのCubase Artist 6を3月に発売することを発表しました。Cubaseの兄貴分に相当するNUENDO 5に近いユーザーインターフェイスに変わるとともに、いろいろと機能強化されたCubase 6。目玉ともいえるのがオーディオのテンポ検出機能です。たとえばスタジオなどでレコーディングしたドラムパートがあったとします。シーケンサを使っていないので、どうしてもテンポに揺れがあるわけですが、これをCubaseに取り込んで、このテンポ検出機能を使うと、これをキレイに検出するとともに、テンポトラックに反映してくれるのです。これはかなり便利そうですね。
また嬉しいのは、大幅な値下げ。これまでCubase 5は実売価格が10万を少し超えていましたが、Cubase 6では8万円前後、Cubase Artist 6なら4万円前後となりますから、だいぶ購入しやすくなりそうです。
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RMEからフラグシップのFireface UFXとエントリーモデルのBabyface誕生
Fireface 400、Fireface UCなど、オーディオインターフェイスのメーカーとして評価の高いドイツのRME。そのRMEが最上位モデルであり、フラグシップモデルとなる製品と、エントリーモデルの2つを発表しました。いずれも国内ではシンタックスジャパンが扱い、1月28日に揃って発売となりました。Fireface UFXはFireWireおよびUSBの端子を装備し、どちらの接続も可能というユニークなオーディオインターフェイス。1Uのラックマウントで、30イン/30アウト、24bit/192kHzサポートというすごいスペックとなっています。サンプリングレートによって扱えるチャンネル数に違いはあるものの192kHzであってもアナログ12ch、AES/EBUが2ch、ADATが4chの計18イン/18アウトという仕様です。
一方のBabyfaceは一風変わったデザインながら、24bit/192kHzに対応し、10イン/12アウトに対応。アナログとしてみてもモノラル2系統のXLRバランス入力・出力に加えて、ステレオ1系統のヘッドフォン端子も装備した製品。DTM用機材としてはもちろん、オーディオ再生デバイスとしてみてもよさそうな製品です。
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