流山おおたかの森駅
駅前に大型商業施設。市内で最も変化した駅
クリスマスのイルミネーションに彩られた流山おおたかの森ショッピングセンター。駅前の広場でははしゃぎまわる子どもの姿も多数
快速、区間快速停車駅でかつ東武野田線と交差する流山おおたかの森駅は市内3駅の中で最も大きな変化を遂げたエリア。TX開業前に訪れた時には駅近くに梨畑が広がり、駅へ通じる道もなかったほどですが、今やこの駅は流山市の新しい顔。沿線最大級というおおたかの森ショッピングセンターの前には広場が設けられ、フリーマーケットや市のイベントなどが開催され、買い物客以外にも多くの人が集まります。
ショッピングセンター内にある市の出張所では週末にイベントが開かることもあり、市のサービス精神が見てとれる
そのショッピングセンターには各種専門店、スーパー、飲食店に大型書店、シネマコンプレックス、スポーツクラブなどと多彩な店舗が揃い、市の出張所も設置されています。この出張所は平日は19時まで、土曜日も開庁しており、利用しやすそうです。
東武野田線側ロータリー。左側の高架下にも飲食店街がある
また、つくばエクスプレスの高架下には飲食店街、東武野田線を挟んで反対側にも店舗の入ったビルがあり、買い物、飲食、遊びなどがこの周辺で全部揃います。ビル内には駅前送迎保育ステーション(詳細は
流山市、仕事と子育て両立の暮らしをめざす、緑の街 を参照ください)が作られており、子育て世帯には便利です。このステーションは南流山駅にも設置されています。
2007年に完成した駅近くの大規模マンション。目の前に公園が広がり、道を渡ればショッピングセンター、駅という立地だ
駅から10分圏では徐々にマンションが増えており、建築中の区画もありますが、周辺にはまだ空き地が多く、工事車両が走り回るエリアも。足回り、生活の利便性を考えると、引き続き、マンションの供給は続きそうです。ちなみに、つくばエクスプレス開業後にできたマンションでは一部中古としての供給も始まっており、70~80平米で3500万円~4000万円でした。マンション供給が多いのはTX線路の南側ですが、このあたり、流山市と柏市が入り組んでいる場所もあるので、住まいを選ぶ際にはその点もチェックを。
大手デベロッパーが分譲中だった一戸建てエリア。統一感のある街並みだ
TX線路の北側、東武野田線初石に向かう側はマンションよりも一戸建てが中心のエリアで、駅前も平成22年(2010年)年末時点では手付かずの状態。古くからの一戸建て住宅団地に加え、大手デベロッパーが手がける棟数の多い区画などもあり、価格を見ると120平米の土地に建つ4LDKが4000~5000万円。地元の会社が手がける、小規模な区画の建売住宅では2000万円台~。距離などによってもかなり差が出ています。
続いては一戸建て中心、きれいな街並みが特徴の
東武野田線沿線です。