大型商業施設続々誕生で
買い物事情が大きく変化、便利に

流山おおたかの森ショッピングセンター

沿線有数の規模を誇る、流山おおたかの森駅前のショッピングセンター。日常的な食材から高級食材まで1カ所で揃う点も評価されているそうだ

住みやすさという観点でここ数年の流山市とその周辺の変化のうち、ひとつ、ぜひとも知っておきたいのが買い物事情。スーパーやドラッグストア、書店その他、生活に必要な店舗は元々あったものの、数年前までは大規模商業施設は少なく、日用品以外を買いに行くといえば柏でした。つくばエクスプレス開業前、現地で取材をした時はほとんどの人が柏と答えていらっしゃったのをよく覚えています。




モラージュ柏

国道16号から少し入ったところにあるモラージュ柏。大駐車場があり、流山からの買い物客も多い

ところが、平成17年(2005年)のつくばエクスプレス開業以降に流山おおたかの森駅、お隣の柏の葉キャンパス駅それぞれの駅前に大規模商業施設ができ、利便性は一変。都心への買い物も便利になりました。また、沿線だけでなく、新三郷、越谷や国道16号沿いなどにも続々と大型店ができました。車を利用すればいずれも30分ほどと言いますから、選択肢は大幅に広がったわけです。このエリアでは車を2台保有している家庭も多く、柏駅周辺や16号の一部を除けばさほど渋滞もありませんから、車利用が便利というわけです。逆にいえば、柏駅周辺は渋滞に加えて、駐車場問題もあって、このところ、地位が低下しているのかもしれません。

行列店

パン屋、カフェの話を書きながら、写真は行列のできていたラーメン屋さんに店頭でローストチキンを焼いていたビストロ。取材中にも関わらず、買いそうになりました……

大型店だけでなく、市内には隠れ家的な店舗、カフェなども点在しています。流山市在住の方に聞くとおいしいパン屋さん、中には自宅パン屋さんなども多いそうですから、身近にそういう店を探すのも楽しいことでしょう。








続いて、主要沿線各駅の様子と住宅事情を見ていきましょう。

マンション、駅近い一戸建てが中心、
利便性で選ぶならつくばエクスプレス沿線

つくばエクスプレス

流山市と都心を直結したつくばエクスプレス。バリアフリーで乗り心地も良いが、欠点はやや高い運賃。子どもを都心に通学させる場合にはその点にご用心を

現在、開発が進んでいるのは、なんといってもつくばエクスプレス(以降TXと略します)沿線です。開業前の現地はほとんど何もないような場所もありましたから、そこに20分ちょっとで都心に直通の路線ができたとあれば、開発が進むのは道理。日本経済全体の動向もあり、当初想像されたほど爆発的ではないものの、確実に変化は続いています。




南流山駅
武蔵野線と交差、宅地開発が進む

南流山駅

TXと武蔵野線が交差する南流山駅前。どの駅の前にもタクシーが並んでいた

快速、区間快速停車駅である南流山駅は武蔵野線との交差駅。武蔵野線は横浜市鶴見区の鶴見駅から千葉県船橋市の西船橋駅を結ぶ路線で、京葉線経由で海浜幕張駅や東京駅への直通電車もあり、所要時間は30~40分。TXと合わせ、都心への足回りの良さでは市内3駅中トップかもしれません。



南流山駅近くの住宅街

南流山駅近くでは一戸建てと新しく建った賃貸マンション、アパートが入り混じる

駅の西側、東側にはそれぞれロータリーが作られ、周辺にはスーパーや家電店、飲食店、コンビニなどが建ち、集合住宅なども。駅周辺だけを見ると、それほど住宅が多い印象はありませんが、武蔵野線の駅自体は歴史がありますし、武蔵野線の西側を走る流山街道沿いには大型店などが集まっていることもあり、駅徒歩15分~20分圏は一戸建てが多く建てられています。


南流山~鰭ヶ崎間の住宅街

南流山駅と鰭ヶ崎駅の間の住宅街。一戸建て、集合住宅の間に農地があり、ところどころには住宅、アパートの建設現場も

ところどころに10階前後、100戸、200戸を越すような中古マンションもありますが、全体としては少数。昭和60年代前後に建てられた物件であれば、80平米前後で1500~2000万円前後で供給されることもあります。







看板

南流山駅前にあった、市の土地区画整理事業告知の看板

また駅の北東、流鉄流山線の東側の西平井・鰭ケ崎地区では市の土地区画整理事業が続いており、宅地の供給が進められています。南流山駅からは10分ちょっと、流鉄流山線の平和台駅からは数分(流山セントラルパーク駅徒歩20分前後)という場所で、平成23年(2011年)1月時点で販売されていた土地の平米単価は14万円ちょっとでした。広さや区画の位置などで価格は変わるはずですが、公園や緑、せせらぎもあるきれいな街並みは魅力です。


南流山駅前

駅西側を見ると、新しい賃貸マンションが並び、入居者募集中の垂れ幕も

賃貸は新しくて駅に近いがマンション中心で高い、古くて遠いがアパートで安いの二択で、駅から数分以内では単身者向きで6万円前後から、2DKで8万円台から、3DKで10万円~といったところ。一方、駅から10数分と遠い物件であれば、4万円~でも探せます。通勤・通学先と予算から選んでください。




流山セントラルパーク駅
流山総合運動公園に一戸建て中心、緑の街

流山総合運動公園

流山運動公園。訪れた日には市内中学生が各校対抗で走っていた

流山市は全体に緑を感じることの多い街ですが、なかでも市内にある3駅のうち、普通のみが停車する流山セントラルパーク駅は、駅のすぐ近くに緑濃い流山総合運動公園があり、ひときわ自然のある場所。公園内には体育館、野球場、陸上競技場・テニスコートやピクニック広場などがあり、休日に訪れるとお弁当を広げる家族連れでいっぱいです(平成23年1月時点では一部区画整理などで使えない場所もあります)。


流山セントラルパーク駅

流山運動公園側から見たTX流山セントラルパーク駅。反対側、駅から少し離れた場所にコンビニが1軒。まだまだこれからの場所だ

ただし、駅周辺は広大な空き地とも言える状態で、開発はまだまだこれから。ファストフードもコンビニもありません。多少アパートは新築されていましたが、生活の利便性はいまひとつ。家賃は単身者で5万円前後、2DKで6万円、3DKで7万円というところです。






分譲中の宅地

流山セントラルパーク駅近くの宅地分譲現場。写真右手にTXの高架が見える

分譲で目に付いたのが駅のすぐ近くで行われていた宅地分譲。真新しい一戸建てが並んでおり、価格を見ると建築条件付きで150平米が2000万円台。建売住宅になると3000万円前後が中心です。





江戸川へ向かう坂

流山セントラルパーク駅から江戸川方向を望む。坂の両側には一戸建てが並ぶ

同駅から西へは下り坂になっており、坂の途中は大きな一戸建てが並ぶ住宅街で住所でいえば平和台。こちの価格はちょっと高め。坂の途中からは江戸川沿いの、市役所などのあるエリアが望め、駅周辺が高台であることが見てとれます。





次ページは市内屈指の人気を誇る流山おおたかの森駅を紹介します。