ハーバード大学専用SNSから全米、そして全世界へ
Facebookは2004年2月、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が大学寮に住む同級生達と印刷された学生名簿(フェイスブック)のオンライン版を作ろうというのがきっかけで始まったサービスで、最初はハーバード大学の学生、OB、教員だけが利用できるものでした。その後、少しずつ他の大学へと裾野を広げつつ、登録者を増やし大学の次は高校へ開放、そして2年半後の2006年9月に一般に公開されました。この時の登録者数は約900万人だったということなので、一般公開されてからわずか4年2ヶ月で急激に登録者数を増やしたことになります。
実名登録し実際の知り合いと交流するサービス
大学の学生名簿のオンライン版としてスタートしたということからもわかるようにFacebookは実名登録が基本となっていて、この方針は一般に開放された現在でも貫かれています。そして実際の知り合い、つまり家族、友人、知人などと交流することを目的としたSNSと自らを定義し、無差別な友達リクエストや会ったことのない人と友達になること、同姓同名の人と区別をつけるため顔写真を登録することの3点を徹底しています。
これまで日本で実名登録によるネットサービスで人気となったものはなく(mixi開始当初は実名での登録が推奨されていましたが、個人情報漏えいなどの問題もありその後は実名登録の推奨はされていません)以前からこの実名制がネックとなり日本では成功しないのではと言われてきました。
しかし2008年5月、日本語版の開始に合わせ来日したマーク・ザッカーバーグ氏は、実名で登録することで友人、知人が探しやすくなること、実名で利用することで誹謗中傷が起こりにくいことをなど改めて実名制のメリットを強調しました。そしてその上で発言や投稿の公開範囲を細かく設定できるようにしているとして現在においても他の国と同様、匿名での登録は原則として認めていません。
匿名性の強いmixiと実名性のFacebook。どちらが使いやすい、楽しみやすいかは人によって差はあります。手軽に幅広い情報が欲しければmixiの方が向いているでしょうし、徹底して日本人の好みに合わせて作り込まれているという点でも、現時点ではmixiに分があります。このあたりはご自分で利用されてみて自分に合っている方を選ぶことをお薦めします。
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