手軽に得られる価格情報「チラシ」
チラシは情報の宝庫。ネットなどでは入手できない物件情報も
もっとも手軽に得られる相場情報はまず「チラシ」でしょう。同じマンションや近隣で売却予定のマンションがあればまず「チラシ」で、新聞に折り込まれたり、ポストにポスティングされたりします。
マンション価格・相場はマンションの立地するエリアに、まず大きく左右されます。チラシは効率よく、近隣の相場情報を集められる格好のツールになります。
しかも、物件を販売する流れとして、新しい物件がでてくると、まず仲介会社が現状希望を登録している顧客に情報提供→チラシを近隣にポスティング→情報誌・新聞・ネットという手順で情報提供されることが多く、チラシのポスティングで売却先が決まってしまえば、この物件の売却情報が世の中に広く出回ることはありません。
もちろん、なかなか売却が難しそうな物件や、売主が急いでいるなどの理由があれば同時に広く情報提供がなされますが、仲介会社としても、なるべく情報をクローズして直接顧客に単独で売却するほうが、手数料収入が大きいという理由が背景にあります。
ときにはうっとおしいほどにポスティングされるチラシですが、もし近隣での購入や売却を真剣に検討しているなら、とても重要な情報源になり得ます。すぐに捨てずに情報としてストックしておきたいところです。
次に活用したいのが情報誌やネットなどの情報媒体
とくに首都圏や、大都市圏ではフリーペーパーなどでも物件情報を得ることができます。駅やコンビニに設置していたりするので、チェックしてみるといいでしょう。
フリーペーパーは、ごく近隣や限られた情報しかない「チラシ」と異なり、区や市などの行政区や沿線といったもっと広いくくりで物件情報を確認することができます。
そのため、エリアや沿線によって価格がどのくらい変わってくるのか、築年数や駅徒歩分数による違い、マンションと戸建ての違いなど、パラパラめくっているだけでも多くの情報が得られます。
また駅やコンビニにあるので、通勤途中や移動時間など空いた時間に気軽にいつでもどこでもチェックできるのがメリットでもあります。幅広い相場情報の収集に役立てたいところです。
一方ネットは、最も情報が豊富で、かつ情報の更新もスピーディに行われることが多いのと、エリアや価格、広さなどを自分の条件に合わせて絞って検索できるので、非常に効率的に相場情報の収集が可能です。ちなみにネットでは、簡単な査定をできるサービスも豊富です。
次ページでは、サイトで査定できるサービスを紹介します。